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うみねこのなく頃に 考察 境界より視やる

PCゲーム「うみねこのなく頃に」の個人的な考察ブログ。「キコニアのなく頃に」についてもガッツリやっている。


私のうみねこスタンス

 本日、5連投、5本目。


 私は真相に至ったと豪語しており、芸術だと、至宝だと評価している。
 ならば、その価値を世間に啓蒙する責任があるのだろうか?

 そこに人類の至宝があり、それを知るのは私ひとり。
 ならば芸術を、ミステリーを愛する者として、それを知らしめる責務がある……のかもしれない。

 そんな気が多少湧いてくるが、私にはそのつもりはない。
 皆でこの楽しみを共有したいとは思う。
 だが、そこに辿り着くのは自分自身の力で、とも思っているからだ。

 その辺のことを説明するには、私のうみねこでのスタンスを説明する必要があるだろう。



 そんなわけで、唐突な自分語り。

 EP1の発売直後、公式掲示板に「自分は真相に辿り着いた、皆はどうだ」的な意味わからんことを書いた覚えがある。
 金蔵、金蔵と。
 あれは黒歴史だ。

 そんなわけで、自分なりの真実に辿り着き、それでぶっ飛ばした感触もある、そんな状態になり、他の人はどうだろうかと公式掲示板に参加したわけだ。

 次に書き込んだのは「第一の晩の魔法陣を犯人は何故描いたのか?」に対してだったと思う。
 その辺には自信があったので、「発見されたいが、すぐには発見されたくない、つまり時間稼ぎでは?」みたいなことを。
 のだけれど、自己解決しましたと返された。

 私は自分の考えが一番楽しいと思っていたが、まあ相手も自分の考えが一番楽しいのだろうと。
 なら、議論はせずに披露だけしようと思い、その後にできた皆集に一番乗りしたわけだ。
 皆集は、皆の意見を集めるというアンケートタイプのもので、自分にはピッタリだろうと。
 その節は大変お世話になりました。

 実に私の性に合っていて、それを説明するには別のエピソードを披露した方がいいか。


 唐突だが、Townmemoryさんをご存じだろうか?
 「さいごのかぎ」という考察ブログを書いて、ゲーム盤の外、作品の外を主に考察している第一人者で、凄く本質に迫っていて、それでいて実に読み手に分かり易く表現している方だ。

 そのTownmemoryさんが公式掲示板に参加した時、私は突っかかっていってしまったことがある。
 今思えば、感情的で支離滅裂なことを言ってしまったと思う。

 確かTownmemoryさんは、竜騎士さんは自分が提示した答えを読者が覆すことが可能な仕組みとして作っていて、竜騎士さんはそれを楽しんで欲しいと思っているはずだ、だから我々は協力して作者の答えを否定しよう、そんなことを書き込んでいたと思う。
 竜騎士さんは二次創作で一次創作を打ち破ることができる画期的な作品を作ったのだ、と。
 赤き真実は絶対ではないのだと。


 確かに、多数の者が真実だと信じれば、それが社会的には真実になる。
 それを作品内でも描いている。
 そこは私も同意見だった。
 しかし、だからこそ、多数意見こそを真実であると妄信せず、作者が用意した真実を見つけ出さなければならないのではないかと私は思う。

 客観的な真実を構築することは不可能だとしても、犯人の主観的真実には辿り着ける。
 そこに意志さえ介在すれば、それを読み解けるだろう、と。

 そんなことをごちゃごちゃと反論していたはず。
 まあ、支離滅裂にすぎたのだが。
 こう、犯人の意志を蔑ろにしてはならない、的なことを熱心に書き込んでいたと、そう覚えている。


 今ならば、それらも客観的に視れる。

 つまり当時の私の目にはこんな感じに映っていたのだ。

 皆の輪に入れない子がいるとする。
 その子は輪の中に入るため、一生懸命ゲームを作った。
 そのゲームを持って、ビクビクとしながらも勇気を持って皆の方へ踏み出した。
 だが、そのゲームを見て面白いと言って、その子からゲームを取り上げる者が現れ、皆でその子を無視してこのゲームを遊ぼうぜと扇動しだした。
 “私”を含めた皆に。
 だから反発した。


 だがそんなわけがない。
 逆側から見ればわかる。

 そもそもそんな子は目に入っていなかった。
 だからTownmemoryさんに悪意は全くないのだ。


 これは視ているものが全く違ったという話。

 Townmemoryさんは作者を竜騎士さんとして見ていて、私は作者をベアトリーチェだとして見ていた。
 Townmemoryさんはルールそのものを見ていて、私はルールを作った者の意志を見ていた。
 Townmemoryさんはゲームの外側を見ていて、私はゲームの内側を見ていた。

 話が合うはずもない。

 Townmemoryさんは、赤き真実が絶対とは限らないのに皆なぜそれを信じるのかと不思議がっていた。
 だが、絶対性を保証するものがあったとして、その保証を保証してくれるものなければ何の意味もない。
 無限に後退するだけだ。
 要は赤き真実を作った者の意志はどうなのかであって、だからとりあえず信じたことにしてゲームに参加すればいい、その内分かる。
 暗黙の了解のようなものだろう。
 そんな立場から見れば、なんでそこに拘るのだろうと不思議がっていたものだ。

 簡単に言えば、平行線の向こう側ということだ。



 話を戻そう。

 そんなわけで、私は犯人の意志を大事にするスタイル。
 だから公式掲示板では、家の子はこんなところが自慢だよ~と皆で披露し合うような感覚だったのでは、と思う。
 だから皆集は性に合っていたのだと。

 そんな感じでいるとやがて、他の人も一生懸命考えていて、それを大事に大事にしているのだろう思えてくる。
 その人にとってはそれは宝で、その宝を取り上げて、私の宝を与えて宝に思え、なんてすることに何の意味があるのだろうか。
 自分で辿り着かなくては何の意味もない。
 宝も宝にならない。


 そんな感じだな。
 私の真実を皆に証明する必要はない。
 ただ、自分に対して証明できればいい。

 だから、私の考察記事は、付いてこれる奴だけ突いてこいスタイルなのだが。
 突っ走っていて説明不足的な。
 あるいは感覚的で乱雑な。
 そんなね。



 とは言え、現状のうみねこ界隈はやばいと思うんだよな。

 うみねこは天秤の両側に別なものを置いて釣り合いを取ることに終始している。
 終わる時もそう。
 998対1くらいで釣り合いを取っていたのではないか。
 インタビューでは、笑っていいとも!の100分の1アンケートやりたいと仰っていたし。

 私としては天秤に影響を与えたくなくて、こんな場末に引っ込んで考察を書いているという点もある。
 とは言え、こんなところでいくら考察を書いて、どれだけ錘を乗せても天秤はピクリとも動かないと思って、気兼ねなく良い空気を吸いながら好き勝手考察しているわけだが。


 今うみねこを始める人は、そのほとんどが考えずにEP8まで読んでしまい、そこから考察を始めてしまっているのでは?
 戦わなくてはならない時というのはEP6。
 EP8から戦い始めるとか、ある意味遅すぎる。

 与えられた答えから考察はできるだろう。
 しかし、戦うことだけはできない。
 そういう人たちの考察をさらに新しい人が読んでいく。

 それはつまり、片側に際限なく錘を乗せることを意味するわけで。
 人の考えは、収束しながらも拡散しなければならないのに、収束しかしていない。


 それだと犯人はヤスではないと考えている新人さんには可哀想な状況だと言える。
 今のネットでは見える範囲には、犯人はヤスの人しかいないように見えるだろうし。
 古参は様々な意見が実際にあった大海で生きていた記憶を持っているけど、新参は犯人はヤスという井の中に住んでしまうからなぁ。
 色々な意見があっても良いと言ったって許容範囲というものはあって、極端なことを言えば、犯人ヤスにあらずんば推理にあらず、なんて言いかねない人もいそうだし。

 とはいえ、ちゃんと考えてきたのであれば、他人の意見に左右されるはずもない。
 放っておいても芽を出すに違いない。

 というのが私の感覚。
 期待のハードルが高過ぎる気もするが、飛ばなければ届くことはないだろうからなぁ。
 責任は感じないことにする。
 私は一考察者なので、考察だけしていればいいやと。

 皆好き勝手に推理してきたのだから、そこは皆の勝手だろう。
 各自の宝を大事にしていれば、それで良いだろう。

 天秤のことなら、直に公式から咲が出るから、どうにかしてくれるはず。

 収束してしまったことで新しい物語が見つけられなくなってフェザリーヌが退屈したから執筆しだした、とか想像したら、案外ありえそう。


 以上、自分語り終わり。


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  1. 2019/04/20(土) 23:31:16|
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プロフィール

フラット・ホームズ

Author:フラット・ホームズ
「うみねこのなく頃に」の某公式サイトで推理を投稿していた。
その時使っていた名前は察してください。
スタイルは、アンチミステリーをチェス盤で引っ繰り返す、というもの。
キコニアでは、世界を箱庭に見立て、そこにどんな駒を置いたのか、それらを動かして最終的にどういう形に持って行くのか、的な感じのを主にやっている。

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