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うみねこのなく頃に 考察 境界より視やる

PCゲーム「うみねこのなく頃に」の個人的な考察ブログ。「キコニアのなく頃に」についてもガッツリやっている。


私の体が人を殺した。人を殺すのは心。だから私は人を殺していない。

 本日、5連投、3本目。


 ベアト、即ちヤスを人であると認めさせる。
 それは心を認めさせるということ。

 心が人を殺す。
 認めさせたい心はヤスのもの。
 ならば、ヤスの心が殺人を犯さなければならない。

 つまりだ。
 殺人の動機があるのはヤスの方で、真犯人にはない、ということもありえる。

 要するに、“一なる真実”で真犯人がヤス、即ちベアトを殺したように、それ以外のルーレットの出目全てで“真犯人”を殺したのではないか。


 通常、一つの肉体の中で、駒のベアトとプレイヤーの“真犯人”が存在している。
 そこでベアトをプレイヤーに昇格させ、逆に“真犯人”を駒に格下げする。
 つまり、主犯がベアトで従犯が真犯人。

 殺人をした肉体は真犯人のもの。
 しかし、その肉体を動かしていたのは別人だった。


 そう解釈するとEP4の赤字も説明が付く。

『そなたの罪により、この島の人間が、大勢死ぬ。誰も逃さぬ、全て死ぬ。』

 “死ね”であり“殺す”ではない。
 しかし、“逃れられぬ”ではなく“逃さぬ”。

 “逃さぬ”は、“私が”お前たちを“逃さぬ”。
 “私が”主体の言葉なのだが、私が“殺す”ではない。

 “お前たち”が“死ぬ”という状況を説明しているのに、“お前たち”には“逃れられぬ”ではない。

 つまり、私は貴方たちを逃さないけど、殺すのは私ではないよ、と解釈できるのだ。
 そうすると“罪”を罪であるとしているのはこのベアトではなく、引っ込んだベアトということになる。


 戦人に忘れた罪を問うたのはヤス。
 ヤスは答えを得られず気力を失い、別のベアトに交代。

 これは“肉体”を駒として動かしているプライヤーが交代したということ。
 それはつまり、これまでの殺人はヤスだったが、この後に“肉体”を使って戦人を殺したのはヤスではない別のベアトだったということになる。

 よって、私はだぁれ? の“私”はヤスではありえない。
 そして質問の真意は、“私たち”の内、この“私”はだぁれ? と解釈できる。



 ゾクッとした。
 ……何だろうこの気持ちは?

 そうだな……。
 私はこの物語に満ちている怒りや悲しみは真犯人のものだと考えてきた。
 だからこれまでも真犯人のものと解釈して推理してきた。
 私が書いた昔の記事程、その角度のものとなっていると思う。

 しかし今回、動機はヤスのものだと気付いた。
 それは、物語に満ちていた怒りや悲しみがヤスのものであるということ。
 ベアトのための物語で、ベアトの心を描くための物語なのだからそれは当然なのだろう。
(真犯人の心が仮託されているとしても)

 前の認識では物語のどこにでも“私”がいた。
 それが、“私”がいなくなりそれと交代する形で“ヤス”がどこにでもいることになった。

 だから私は、物語に満ちている“心”の中で、ここだけ“私(のみの心)”がポッと出てきたことに驚いたのだ。
 人がいないはずの場所で、いないはずの人間を見てしまった。
 そのことにゾッとしたのだ。

 まぁ、ただの錯覚で、意識の隙を突かれたからなのだが。
 もしかしたら、私は今初めて、真犯人を見たのかもしれない。



 考察を続けよう。

 “私”は戦人とバトルしていたベアトから分かれて出現した。
 つまり、そのベアトと“私”は別のベアト。
 そしてヤスは引っ込んでいるので、ヤスとも別のベアト。

 よって、ベアトは3人いることが確定する。

 戦人と戦っていたベアトは、負ける運命が確定している。
 負けが確定しているのはファンタジー、即ち、魔法説を体現するベアト。

 それから罪を問うたのはヤス。

 で、“私”で3人。


 これを出題編でやっているのは本当に凄い。


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  1. 2019/04/20(土) 20:41:14|
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プロフィール

フラット・ホームズ

Author:フラット・ホームズ
「うみねこのなく頃に」の某公式サイトで推理を投稿していた。
その時使っていた名前は察してください。
スタイルは、アンチミステリーをチェス盤で引っ繰り返す、というもの。
キコニアでは、世界を箱庭に見立て、そこにどんな駒を置いたのか、それらを動かして最終的にどういう形に持って行くのか、的な感じのを主にやっている。

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