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うみねこのなく頃に 考察 境界より視やる

PCゲーム「うみねこのなく頃に」の個人的な考察ブログ。「キコニアのなく頃に」についてもガッツリやっている。


無限の魔女

 今回からはベアトのもうひとつの魔法、「無限の魔法」についての考察となる。
 第7のゲームで説明されているので、これは不要なのかもしれないが、この後の前置きなので我慢していただきたい。


 第1のゲームにおいて、ベアトについてのヒントをベルンカステルからもらっている。
 曰く、「一人を百殺すのが無限の魔女」
 またそれに対比するために、「一人を必ず殺すのが絶対の魔女」とも言っていた。

 絶対の魔女の魔法は、絶対の意志が絶対の結果を紡ぎ出す絶対の魔法であるので、百を殺すとはベアトの意志が百の結果を紡ぎ出すことだと推察できる。

 そしてベルンカステルはこうも言っている。

『全ての目が、貴女の掌を出ない』
『サイコロが何の目を見せようとも“必ず”貴女は満足する』


 それらも加味するとこうなる。
 ベアトの意志が生み出した百の結果の内のどれが紡ぎ出されようとも満足する、と。
 そして、ベアトの掌からはみ出る目は存在しない、と。

 つまり、ルーレットが出す百の結果はベアトが作ったもので、全ての結果はルーレットの内に納まる。
 島の人間がどう思いどう行動しようが、全ては想定の内。
 全ての可能性は、無限の魔女の掌から出ることはないのだと。
 そう豪語しているのだ。
 そして豪語する以上、信じるに足るだけの根拠を自分なりに積み上げた上で創造したのだろう。

 無論これはベアトの意志が紡ぎだした想像、想定、予測、計画でしかない。
 必ずしもそれが現実になるとは限らない。
 しかし、ベアトは信じている。
 信じることが魔法であり、魔法を叶えるのが魔女なのだから。

 犯人が魔法を基盤に行動を起こすなら、犯人にとってはそれが真実。
 そして、犯人の信じる真実を解き明かすことがこのゲームの趣旨である以上、それが解くべき「真実」となるのだ。



 現実に存在する人間を写した駒を惨劇に閉じ込めた悪魔のルーレット。
 出た目に合わせて、ゲーム盤が選ばれ、惨劇が実行される。
 それぞれの目に刻まれた惨劇がベアトの叶えるべき目標。叶えるべき夢。

 だが、人一人を殺すのは一度しか行えない。
 人一人が一度に叶えられる夢は一つだけ。

 目標が異なれば、行動も異なる。
 異なる行動を起こす自分は、もはや別人と言っていい。
 だからベアトは魂を分けたのだ。
 異なる夢を同時に叶えるために、異なる自分を生み出した。
 そのためのルーレット。

 1の出目なら、ベアトAが第1のゲーム盤を。
 2の出目なら、ベアトBが第2のゲーム盤を。
 3の出目なら~、
 4の~、
 …………

 それこそが、無限の願いが無限の結果を紡ぎ出す、無限の魔法。
 有体に言えば、並行世界を生み出す魔法である。

 そして、全てのベアトの集合体こそが、無限の魔女ベアトリーチェ。


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  1. 2013/12/28(土) 23:18:43|
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フラット・ホームズ

Author:フラット・ホームズ
「うみねこのなく頃に」の某公式サイトで推理を投稿していた。
その時使っていた名前は察してください。
スタイルは、アンチミステリーをチェス盤で引っ繰り返す、というもの。
キコニアでは、世界を箱庭に見立て、そこにどんな駒を置いたのか、それらを動かして最終的にどういう形に持って行くのか、的な感じのを主にやっている。

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