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うみねこのなく頃に 考察 境界より視やる

PCゲーム「うみねこのなく頃に」の個人的な考察ブログ。「キコニアのなく頃に」についてもガッツリやっている。


いつから創造主の考察ができるのか?

 創造主のトリックの補足。
 EP6以前にできる創造主についての考察をちょいあげてみる。



 八城を登場させ、最上層の視点を提供し、未来の下位世界で幻想描写。
 そうすることで、最上層の視点を持った創造主が最下層であるゲーム盤に置かれた駒として存在している可能性を示唆している。

 それに当て嵌まるのがヱリカ。

 ニンゲンが死亡確認する方法は脈を測るなどすればいい。
 赤き真実にするために殺し直したというのは、メタ世界にいる魔女の都合。
 他の動機を提示できなければ、魔女の世界の動機によってニンゲン世界は左右され得ることを認めなければならない。

 それを認めることは、上位世界のメタ世界を認めることであり、メタ世界からの介入を認めること。
 それは人間には不可能であると認めることに等しい。


 これを回避するには、ニンゲンにとって上位世界であるはずのメタ世界を、下位世界に落とせばいい。
 創造主にとってメタ世界は、己の都合によって動かすことが可能な下位世界に過ぎない。
 赤き真実を得るために殺し直したというのは、創造主の都合であり動機。

 よって、そんな動機を持ち得たヱリカは創造主であると考えられる。


 ニンゲン世界の殺人は、魔女世界のゲームのためにある。
 そして、魔女世界のゲームは、創造主の世界において読者に見せるためにある。
 要するに、ヱリカは読者に見せるために殺した。

 さらに、自身で可能なことのみ魔法修飾できる、というのも考え合わせれば、1986年の時点でヱリカは、1998年に八城が書くことを知りえることが可能だったということになる。

 同時に、それを八城も知っていなければ、可能なものとして記述することができないということでもある。


 犯人(ヱリカ)が創造主の視点を持っているのなら創造主(八城)こそが犯人である、というのは安直ではあるが王道でもある推理だ。



 EP5でラムダが動かした戦人は、ドラノールと戦っていたことからメタ戦人。
 それが本来の戦人はゲーム終盤まで参加できず俯瞰していたことから、その時メタ世界は上下二層に分かれていたことになる。
 これは最上層を示唆するヒントであったと思われる。


 EP5で登場した探偵権限も同じようなもの。
『探偵権限。……探偵は全ての現場を検証する権利を持つ。そこを退きなさい、右代宮戦人。これはニンゲン側に認められた、ゲームの正当な権利よ。』
 “ニンゲン側”というのはメタ世界でゲームを行っているニンゲン側のプレイヤーのこと。
 探偵であるヱリカは、ゲーム盤のヱリカとメタ世界のヱリカで分けられる。
 ノックス第2条「探偵方法に超自然能力の使用を禁ず」は、探偵が超常能力を使って事件を解決しないと同時に、犯人にも超常能力を用いた犯行を禁じるもの。
 GMが、超常能力を用いない犯行であるのに、それを超常能力を用いた犯行であると修飾できるように、ニンゲン側のプレイヤーは、超常能力を用いない探偵方法を、超常能力を用いた探偵方法であると修飾できることが可能。
 そして、なぜニンゲン側のヱリカが幻想描写を用いているのかを考えていけば、メタ世界もまた創造主が動かしている劇であるという考えに行き着く。

 ま、主にはヱリカが幻想描写を必要とする犯人側であるというヒントなのだが……



 EP4では未来世界で幻想描写が挿入されたことで、その上に創造主がいること、即ち作者によって記述されたものであると推理できる。
 TIPSで創造主についてヒントがあったことだし。

 問題は、作者はどこの誰なのか?
 単純に考えれば、時間軸的には二択。
 未来世界の縁寿のことを知ることができるのは、同じく未来世界の人間のみ。
 オリジナルのメッセージボトルと同様に過去世界でなら、想像と予測により作られた。

 とりあえず過去に作られたものは、実際の未来との差異が出た時点で陳腐化する可能性が高く、読んで考えてもらうという目的からすれば悪手が過ぎる気がする。

 それに比べて未来で書かれたなら、現状に合わせて記述が可能。
 作中で示されたオリジナルのメッセージボトルは2つ。
 未来世界の縁寿が登場したEPは3と4。
 過去に書かれたのがEP1と2で、未来に書かれたのが3と4となる。
 全て過去に書かれていたのなら、この辺は記さない方が良いだろう。

 さらには、未来に絵羽が生き残ったから、それに合わせて絵羽が生き残るEP3を公開したと考える方が自然だ。

 よって、創造主は未来にいると考える方が妥当と言えるだろう。


 さて、未来に創造主がいるとして、未来はどうなっているのか。

 六軒島を猫箱に閉じ込めることで幻想描写が可能としたのなら、同じく幻想描写をされた縁寿の状況もまた猫箱の中であると考えられる。
 即ち、未来世界において、世間からは縁寿の行方は掴めていない可能性がある。
 少なくとも会って真実を確かめることは不可能だろう。

 さらに言えば、創造主だけはその真実を知りえる立場にいることは間違いないはず。
 創造主の目的が謎を解かせようとしているのであれば、創造主は謎の真実を知っていなければならない。
 そうでなければ謎として提示してはならない。
 少なくとも、あからさまな形で幻想描写により覆い隠した真実は。

 よって、幻想描写された後の時点で、創造主と縁寿が会っていなければならない。

 結論としては、縁寿は世間的には行方不明となっていて、実際のところは創造主と所に匿われている、というところまで推理可能に作られていたと思う。



 ちなみにEP6までの情報を合わせれば、
 縁寿が六軒島に行く前に偽書作家伊藤幾九郎のことを知っていたことから、EP3の内容は六軒島に行く前に知っていたことになる。
 しかし、EP3の最後、縁寿が登場するところは、縁寿が飛び降りたところが描写されていることから、飛び降りた後に書かれたことになる。
 が、まあEP3がネット公開されたことを考えれば、分割で公開されたのだと考えるのが妥当だろう。

 つまり、縁寿登場前までを縁寿が飛び降りる前にアップし、最後の部分だけを縁寿が飛び降りた後に追加した。


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  1. 2015/06/13(土) 19:53:20|
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フラット・ホームズ

Author:フラット・ホームズ
「うみねこのなく頃に」の某公式サイトで推理を投稿していた。
その時使っていた名前は察してください。
スタイルは、アンチミステリーをチェス盤で引っ繰り返す、というもの。
キコニアでは、世界を箱庭に見立て、そこにどんな駒を置いたのか、それらを動かして最終的にどういう形に持って行くのか、的な感じのを主にやっている。

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