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うみねこのなく頃に 考察 境界より視やる

PCゲーム「うみねこのなく頃に」の個人的な考察ブログ。「キコニアのなく頃に」についてもガッツリやっている。


エピソード7 後編

 第7のゲームの事件。
 犯人は留弗夫と霧江。

 しかし、第7のゲームも当然ベアトの想定の内である以上、それは想定されていたこと。
 殺し合わせるために、銃を四丁用意したのだ。

 親族会議で争う時、絵羽と夏妃が最も激しく争うのは、これまでのゲームで共通すること。
 その時、絵羽のみ銃を持っていれば、何かの弾みでその銃の引き金が引かれ夏妃が死ぬ可能性が高い。

 一人が死ねばもう戻ることはできない。
 爆弾で証拠隠滅できる以上、目撃者も殺害するのが最善手。
 逆に目撃者からすれば、身を守るために自分以外を殺害するのが最善手。
 どうあがいても殺し合いが起こるなら、問答無用で真っ先に決断しなければならない。
 それを冷酷に計算して真っ先に決断するのは霧江だと想定するのは簡単だ。

 夏妃が殺され夫である蔵臼が激昂するのは至極当然。
 絵羽を守るため夫である秀吉がそれを押し止めようとするのも当然。
 そして組み合う時、弾みで引き金が引かれ一人が死ぬ可能性は高い。
 死ななくとも、絵羽の銃と蔵臼の銃が使われて次弾を装填する前に、装填されたままの銃を唯一持っている楼座を殺せば、霧江たちの勝ち。

 霧江は夫の銃を拝借し、まず楼座を撃つ。
 次に手強いであろう残った男(ゲームでは秀吉)の方を撃つ。
 三発目で絵羽を撃ち、四発目でベアトを撃つ。

 この時、三発目は絵羽を外している。
 霧江の持つ銃とは異なるが、この後留弗夫が使った楼座の銃は、照準が狂っていた。
 ならば霧江の銃も照準が狂っていたのではないだろうか。
 それがベアトの意図したものではないか。

 全てを想定し織り込んで意図したのならば、銃弾が絵羽を外したことは必然だ。
 いや、外さなかった可能性も想定済みだろう。
 その場合はまた別のゲーム盤になるはずだ。

 このゲーム盤では絵羽は死ななかった。
 ならば、その照準が狂った銃で撃たれたベアトは、銃弾を食らわなかったと考えられる。
 撃たれたふりは、口から血糊を溢せば足りる。
 血糊を含んでいたから、ベアトは喋らなかった。
 そして、絵羽が目覚めた時、他の屍については描かれたが、ベアトについては言及されていない。
 これはベアトが死んでいないという可能性があるということ。

 いや、ベアトという役はベアトを演じていた者に殺された。
 生き伸びられる可能性があるのは、ベアトという駒を生み出した母親だけ。

 第6のゲームまでで、偽書を書いた八城は、メッセージボトルを書いたベアトと同一だと推理できる。
 よって、ベアトを殺し生き残った母親はその後、八城になったのだと判断できる。

 このゲームは例えるならルーレットのゼロ。
 ベアトが事件を起こす他の全てのゲームに賭けられたコインを総取りし、六軒島を出てコインという名のメッセージボトルを世に流す権利を得ることができるのだから。


 ちなみに銃の照準のことだが、留弗夫が使った銃は下に外れていた。
 しかし、霧江の銃は絵羽の頭の横に外していた。
 このことから特定の銃を取らせないとならないことになる。

 銃は右代宮家の序列に従い、上位から順に手に取ることだろう。
 それも手に取りやすい手前から順番に。
 それによって、誰にどの銃を手に取らせるかを操作可能。

 手前から2番目、絵羽が手に取った、次弾が装填できない銃。
 故に、絵羽を射殺する時、確実に狙いを定めて撃つことができた。

 手前から3番目、留弗夫が手に取り、霧江が使うことになる横に逸れる銃。
 絵羽を確実に殺すため、狙いを頭に定めた故に、確実に外すことになった。

 手前から4番目、楼座が手に取った黄金の部屋で唯一使われなかった、下に逸れる銃。
 装填の手間を省くために、留弗夫は楼座の銃を使うことに。

 一番手前にあった蔵臼の銃は、後に絵羽が使うために照準は正確。

 そのように調節すれば、想定通りになるのではないかと考える。

 留弗夫vs絵羽は照準の差で絵羽が生き残り、留弗夫が殺されたことで霧江の生きる意味がなくなり、霧江vs絵羽は絵羽が生き残った。
 それらも想定通り。





 第7のゲームに分岐するフラグだが、ひとつは金蔵の死。
 蔵臼がそれについてそれに反論せず認めていることから、今回のゲーム盤では蔵臼が金蔵の死を隠していたと思われる。
 隠した理由については第5のゲーム(の金蔵死亡幻想)で説明された通り。
 ただし、第7のゲーム以外では、金蔵が死んでも蔵臼たちがそれを隠していないと考えている。
 ベアト以外の誰にも知らせないように源次に命じていたのだろう。
 よって、蔵臼たちに金蔵の死を知らせるための分岐フラグが必要となる。

 それは、他の兄弟が金蔵の死を疑い問い詰めること。
 第4、第5のゲームで金蔵の死を疑ったが、それらのゲームでは金蔵は生きている(と推理した)。
 他の金蔵が死んだのは第3のゲームだけ(と推理している)。
 だが第3のゲームでは、他の兄弟は金蔵の死を疑っていなかった。
 第7のゲームのみ、事前の金蔵の死亡、他の兄弟が金蔵の死を疑うことが両方起きたのではないか。


 整理してみよう。

 まず、親族会議の日よりも早く他の兄弟が金蔵が死んでいるのではなかと疑い、それについて探ることになる。
 これは第5のゲームと同じ。

 そして、19年前の男として夏妃に電話する前に、金蔵が死亡。
 金蔵が生存している第5のゲームから分岐して、蔵臼夫妻に金蔵の死を教えるようにベアトが源次に命令。
 第5のゲームの金蔵死亡幻想同様、蔵臼たちは金蔵の死を隠すことに。

 親族会議の日。
 第5のゲーム同様、早い段階で金蔵の死を問い詰め交渉。
 交渉内容は第4のゲームと同様。
 第4のゲームでは金蔵は生きているので提案を呑まずに引き伸ばしたが、このゲームでは金蔵が死亡しているので提案を呑まざるを得なかったと思われる。
 これで遺産分配及び蔵臼が他の兄弟に払う金について、合意が成立。

 ベアトの手紙は第3のゲームに準じ、食堂にいる子供たちをゲストハウスに戻したことで、夏妃も深夜の親族会議に参加。 
 金蔵が死んでいるという認識を共有していることから、ベアトの手紙が金蔵の介入ではないことが解る。
 よって、ベアトの手紙については早々に放置が決定。
 そして有り余った時間を碑文を解くことに費やされることに。

 他に何か考えねばならないことがないので、思考を全て碑文を解くことに費やすことができたのも大きい。
 蔵臼が何としても黄金を見つけたい状況に追い込まれているのもあるだろう。
 ベアトは碑文の謎を解く可能性が高いと想定していた。
 碑文の謎を解かなかった場合は、他のゲームに移行。


 そんな感じだったのではないかと思う。


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  1. 2014/03/09(日) 01:12:25|
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フラット・ホームズ

Author:フラット・ホームズ
「うみねこのなく頃に」の某公式サイトで推理を投稿していた。
その時使っていた名前は察してください。
スタイルは、アンチミステリーをチェス盤で引っ繰り返す、というもの。
キコニアでは、世界を箱庭に見立て、そこにどんな駒を置いたのか、それらを動かして最終的にどういう形に持って行くのか、的な感じのを主にやっている。

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