FC2ブログ

うみねこのなく頃に 考察 境界より視やる

PCゲーム「うみねこのなく頃に」の個人的な考察ブログ。「キコニアのなく頃に」についてもガッツリやっている。


3つの物語

 前回の「ゲームの勝利条件」の「続きを読む」の続き。
 『黄金の真実』についての根拠を一つあげてみようと思う。



 第八のゲームにおいて最後に出された問い。

【魔女は、そっと左手を差し出し、
(なんやかんやあって)
魔女はゆっくりと、その右手の拳を開く】

 手には何も握られていなかったのに、次に握られていた手を開いた時には無かったはずのものが出てきた。
 これは『魔法』なのか『手品』なのか?


 ミステリーvsファンタジーで見るならば、

 魔法は人間には不可能なこと。
 記述そのままでは人間に可能な以上、紫発言は嘘であることになる。
 
 手品は人間には可能なこと。
 記述そのままで人間には可能なので、紫発言は真実である。

 ……という感じになるだろう。


 だがそれでは不十分だ。
 『魔法』か『手品』かを問われたことで、猫箱に入っている真実が2つしかないと思い込んでしまっている。
 選択肢よりも、まずは問いを見るべきだろう。

 注目するのは紫発言だ。
 あれは、真である可能性と嘘である可能性の両方が重なり合った猫箱だ。
 一箇所につき二通りの真実を生み出す。
 故に要点は、紫発言が何箇所使われたのか、だ。

 紫発言は二箇所で使われている。
 よって、 二通り × 二通り で、合計四通りの真実が生まれていることになる。

①、左手(真) → 右手(真)
②、左手(真) → 左手(嘘)
③、右手(嘘) → 右手(真)
④、右手(嘘) → 左手(嘘)

 この内、②の真・嘘と③の嘘・真の2つは、人間には不可能=ファンタジーでひとつにまとめられる。

 残りの2つ、①の真・真と④の嘘・嘘が、人間に可能なトリック、並び立つ真実となる。

 そのようなわけでこの問いは、実質三択。
 つまるところ、これこそがベアトの作り出した3つの物語というわけだ。


 あとはどれが本当の真実なのかだが、①の真・真に誘導しようとする意図が丸見えなので、④の嘘・嘘が、本当の真実であると判断できる。

 さらには、問いに記述されている、右手左手は『黄金の真実』であり、それを信じさせるための黄金の魔法なので、答えは『魔法』であるということになる。

 ちなみに黄金の『魔法』を選んだ以上、その後の展開は『黄金の真実』に塗れているが、それについてはまた追々。


スポンサーサイト



  1. 2013/12/21(土) 20:48:45|
  2. 黄金の魔法
  3. | trackback 0
  4. | comment 0
<<黄金の魔法の実現 | BLOG TOP | ゲームの勝利条件>>

comment


  管理者にだけ表示を許可する
 

trackback

プロフィール

フラット・ホームズ

Author:フラット・ホームズ
「うみねこのなく頃に」の某公式サイトで推理を投稿していた。
その時使っていた名前は察してください。
スタイルは、アンチミステリーをチェス盤で引っ繰り返す、というもの。
キコニアでは、世界を箱庭に見立て、そこにどんな駒を置いたのか、それらを動かして最終的にどういう形に持って行くのか、的な感じのを主にやっている。

現在時刻

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

咲 (3)

来訪者数

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR

Designed by U-BOX