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うみねこのなく頃に 考察 境界より視やる

PCゲーム「うみねこのなく頃に」の個人的な考察ブログ。「キコニアのなく頃に」についてもガッツリやっている。


エピソード4 後編

 第1~3のゲームが終わったので、エピソード4本来の第4のゲームの進行を推測してみようと思う。


 戦人視点からわかるのは、犠牲者の遺体の状況、先に譲治と朱志香が呼び出されたこと。郷田と熊沢の証言とその後密室に閉じ込めたこと。それから蔵臼と朱志香と霧江からの電話。
 とりあえず人間とトリックで説明しなければならないので、魔法を信じていないはずの者が魔法を見たと言う証言は嘘と判断するしかない。

 憤っていたはずの朱志香も電話で嘘を吐いた。
 これは朱志香が心変わりをした可能性を示している。
 それは憤る理由がなくなったからだろう。
 つまり、そもそも殺人事件など起こっていなかったということである。

 今回の事件は、子供たちの中から次期当主を決めるテストを受けさせるための偽装殺人だった。
 少なくとも朱志香視点では、そう信じるに足るものを見たのだろう。
 しかし、その裏では確かに犯人は殺人を犯しているのだ。





 さて、それでは犯人になったつもりでゲーム盤の駒を動かしてみようと思う。
 私が直接動かせる駒は、犯人と目している18人目のXと金蔵のみ。

 第4のゲームに分岐したのは、親族会議の途中で霧江が金蔵が死んでいるという疑惑に気付き、そこから蔵臼を責め始めたことである。
 金蔵はそれを監視していた嘉音から報告を受け、どうするか相談に来た蔵臼夫妻を書斎に招きいれた。
 そして、親族会議への出席を約束し、当主継承についての重大発表をすると宣言。
 真里亞の薔薇の前で待ち合わせていたが、第4のゲームに決定したことで、ベアトの代わりに金蔵が傘を貸すことに。

 そして、子供たちをゲストハウスに戻し、それ以外の全員が参加する親族会議が始まった。
 親族会議に現れた金蔵は、偽装殺人による次期当主を決めるテストを開始することを宣言、親族会議に参加した全員に協力することを要請した。
 これで子供以外の全員をテストの名の下に自由に動かせることとなる。


 犠牲者の遺体は、真里亞と金蔵を除き、額を打ち抜かれているものと顔面が半壊しているものに分かれる。
 わざとそのような手掛かりを残していることから、共犯2人の内のどちらが作った死体なのか明白にするためのものではないかと思う。

 半壊なのは、食堂の真里亞を除く6人、朱志香、南條、蔵臼、紗音。
 額を打ち抜かれたのは、譲治、霧江、郷田、熊沢。

 顔面半壊は、複数人まとめて殺害していることや、きれいに顔面を半壊にしていることから、睡眠薬か痺れ薬などで行動不能にしてから殺したと思われる。
 毒殺後に顔面半壊でも構わない。

 それらを加味して事件を再構成する。


 まずは郷田と熊沢をゲストハウスに向かわせて、偽りの事件の報告をさせる。
 食堂に第一の晩の犠牲者となる6人を残して、それ以外は裏口近くの客室にでも移動。
 閉じ込められた牢からという設定で蔵臼にも電話で同じことを伝えさせ、ゲストハウスに篭城するように命じさせた。
 その間に金蔵に命じられた源次が食堂に残った人間に薬入りの飲み物でも振舞い、昏倒させたところで金蔵を呼び、金蔵が源次を含む6人を殺害。

 しばらく後、蔵臼を介して金蔵の言葉を伝えさせ、郷田と熊沢を園芸倉庫に閉じ込めさせた。
 その後、霧江に電話させて試験開始。
 最初は朱志香を呼び。
 次に紗音からの電話で、譲治を呼んだ。

 金蔵は嘉音を伴い朱志香の部屋へ。


 朱志香は自室に置かれた手紙を読んで試験を受け、終わったところで嘉音を伴った金蔵が現れて種明かし。
 朱志香も偽装殺人の協力者にして、朱志香に電話を掛けさせるために台本でも渡し、演技指導を行う。
 その間に嘉音に園芸倉庫の鍵を受け取り、中にいる者を脱出されるように命令。


 園芸倉庫には郷田と熊沢の他に、18人目のXであるベアトが隠れ潜んでいた。
 閉じ込められた郷田と熊沢を射殺。死体をロープで天井から吊り下げた。
 園芸倉庫に辿り着いた嘉音は、ベアト窓の外に放り出していた鍵を拾ってシャッターを開けた。
 そこを園芸倉庫の内側にいたベアトが射殺。9人目に殺すのをクリア。

 すぐさま東屋に向かい、東屋で手紙を読んでいた譲治を射殺。
 東屋の壁にもたれるように倒れたことで、額から投げれ落ちた血で服が血塗れに。
 その譲治の死体を東屋の外に放り出し、東屋に到着した譲治が東屋で待っていた人物によって殺害された風に装った。

 その後、ベアトは園芸倉庫に戻り、嘉音の死体は園芸倉庫の奥に隠した。
 奥なら入り口からでは死体が見えないことは、第1のゲームで示されている。

 郷田と熊沢の死体を足が届くようにロープの長さを調整することで、死んだふりをしているところを窓から射殺されたように装った。
 実際は、吊るされた郷田の死体を窓まで持ってきて、台か何かの上にでも乗せ、窓の外から鍵を郷田のポケットに入れて、郷田の死体を台の上から落とし、振り子の要領で元の位置に戻した。


 時が経ち、朱志香の部屋から朱志香が電話をかけ、その後、金蔵が朱志香を殺害。
 その銃声を合図に、霧江に電話を掛けさせ、終えたところをベアトが射殺。
 霧江が使った電話でゲストハウスにかけ、真里亞を屋敷に呼び、続いて戦人に試験の場所を伝えた。

 残る3人は、予め別室で待機していたところを、金蔵に命じられていた紗音が飲み物を振舞い、紗音以外は薬で昏倒。
 紗音は薬が聞く前、飲み物を振舞った後にその部屋を退出し、裏口にでも待機するように命じれば、昏倒するところを目撃されずに済むだろう。
 朱志香を殺してきた直後の金蔵が紗音と合流し、裏口から井戸へ移動。
 そこで紗音を殺害。
 自殺して凶器を井戸に落として隠したように見せかけた。
 後は昏倒している2人を運び、それぞれの場所で殺害。

 ベアトは玄関で真里亞を出迎え、玄関の鍵を閉めた。
 真里亞に毒が入った飲み物を振舞い待っているように頼み、二階のバルコニーに移動して戦人を出迎えた。

 試験の代わりに6年前の罪を思い出し懺悔することを要求し、そして失格。
 未練を断つ。
 屋敷の鍵は礼拝堂にあると言って戦人を誘導し、その間に真里亞の死体を食堂に運んだ。
 さらには、金蔵を殺して焼却炉で燃やし、赤き真実と共にゲーム前に死亡していたように見せかけた。
 全てを終えて、ベアトは書斎に閉じ篭り、そして5日の最後に戦人を殺した。



 そんなところだろうか。
 とりあえず、凶器の違いによる仕分けはクリアできたと思う。
 並び立つ真実用に、紗音の自殺、金蔵の事前の死、嘉音の行方不明、園芸倉庫の密室トリックも揃えた。
 ので、条件を十分に満たしたものを構築できた思うが、どうなのだろうか。


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  1. 2014/02/15(土) 23:57:10|
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フラット・ホームズ

Author:フラット・ホームズ
「うみねこのなく頃に」の某公式サイトで推理を投稿していた。
その時使っていた名前は察してください。
スタイルは、アンチミステリーをチェス盤で引っ繰り返す、というもの。
キコニアでは、世界を箱庭に見立て、そこにどんな駒を置いたのか、それらを動かして最終的にどういう形に持って行くのか、的な感じのを主にやっている。

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