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うみねこのなく頃に 考察 境界より視やる

PCゲーム「うみねこのなく頃に」の個人的な考察ブログ。「キコニアのなく頃に」についてもガッツリやっている。


【キコニア】神のパズル~スパイ4人、各陣営、セシャト考察~

 ゲーム盤を考察する際、駒目線に合わせるか、GM目線に合わせるか。
 目線の高さが違い過ぎてどちらかに合わせると、もう片方に合わせづらくなる。
 実際私もGM目線というか執筆者目線に合わせているので、駒目線に合わせた考察はほとんどしていない。
 プレイヤーの席を与えないゲームで、駒目線に合わせるとストーリーを追うことしかできないのでは? というのがあるのでこのままGM目線に合わせて考察していくのも良いんじゃないかな。
 ま、そんなわけで大浴場騎士団内にいるスパイについてもその視点で推測しようと思う。

 GMは遥か高みからゲーム盤を見下ろす。
 ならば駒は駒として扱おう。
 駒の人格や性格、思想信条、人間関係、その他諸々はまるっと無視。
 そんなの一切考慮せず考察しよう。

 GM=神にとって大浴場騎士団は、神というパズルのピース。
 パズルのピースの中に四つスパイのピースが混ざっている。
 ピースの形や模様を見ていきたい。

 私の考えでは大浴場騎士団は本来の第九最上騎士団である。
 ダンテの神曲において、天国は十層であり、第十天の至高天が神の座であり、その一個手前の第九天の原動天が天使たちの住まい。
 その天使は九階級に分かれ九つの輪となって回転しているという。
 つまり、第九最上騎士団とは、第九天の天使の最上階位によって構成される騎士団と解釈できる。

 ちなみに、至高天は中心の光を取り囲むように純白の巨大な薔薇に取り囲まれており、その薔薇の花こそが各天の天国の住人の本来の居場所であり、花びら一枚一枚がその座席で、空席もあるがそれはこれから天国に来る人の席だとか。
 薔薇の中心には神の玉座があり光を発していて、その光の中には同じ大きさの三つの輪があり、それが三位一体を表す。
 これはうみねこの黄金郷も同様なのだろうね。
 中心には造物主である一なる三人の魔女の玉座が、その周りには駒たちの魂の席があるのだろう。
 そしてそれらは一つの薔薇となっている。
 そんな感じ。


 話を戻そう。


 大浴場騎士団は本来の第九最上騎士団で、その団長は神の子である都雄。
 よって、メンバーは天使側。

 その内の4人がジェストレス側。
 地に堕ちた神である龍の部下、悪魔側にいるということを表しているのでは?
 つまり見立てだ。
 人格や背景などは考えず、ただパズルのピースとして見る。

 悪魔側は第九最上騎士団より分かれたプロメテウス騎士団だろう。
 プロメテウスは人類に火を与えて文明を齎した。
 それを知恵の実を食うように誘惑した蛇に掛けているのではないだろうか。

 そのプロメテウス騎士団の団長がセシャト。
 そのセシャトは大浴場騎士団のメンバーの能力らしきものを複数使用しているように思える。
 つまり、セシャトは第九最上騎士団より分かれたメンバーの能力を使うことができるのではないか?

 さらに、前回の世界で第九最上騎士団より分かれたメンバーが、今回の世界ではスパイとして表れる形で反映しているのではないか?

 要は、セシャトの能力を構成するメンバーがスパイなのではないかという推測。

 運命は模倣され、物語は引き継がれる。
 Phase1のラストの鈴姫殺害が王殺しを模倣した予告なように、スパイもまた未来の予告であり、先行体験から引き継がれた要素なのではないかと。


 そんなわけでセシャトの能力からスパイ4人を絞ろう。

 まずはコーシュカの〈パンドラの箱〉。
 セシャトとコーシュカは前回の世界の記憶を保持していそう。

 次いでルクシャーナの〈8MSステルス・隠密〉。
 セシャトの〈亡霊〉はこの上位互換ぽい。

 続いてナオミの〈脳内最適化訓練終了〉。
 記憶を忘却させるのはこの能力の延長なんじゃないかな。

 ここまでは所属バラバラで順調なのだが、残るACRが誰か分からないのだよね。
 あとセシャトにどんな能力があったっけ?


 あてずっぽうで良いなら、リーテバイルを推そうか。

 リーテバイルの兄の死は、原因不明の死因からミサイルで追撃というもの。
 第九最上騎士団のものはミサイルだけだと思うのだよね。

 理由としてはいくつかある。
 まず、殺すだけなら最初のだけで十分、ミサイルの追撃は証拠隠滅にしかなっていない。
 そもそもリーテバイルがいなかったらミサイルだけで十分殺傷可能なので、リーテバイルが到着する前にミサイルを撃ち込めば良い。
 リーテバイルの目の前で殺す必要はないのだ。
 あれはリーテバイルが間に合ったから、ミサイルでは殺せないと判断して、別の何らかの方法で殺したように見える。

 そんなことができるのは現場にいた者だけだろう。
 よって容疑者は二人。
 リーテバイルと被害者である兄本人だ。

 兄本人ならあのタイミングを選ぶことは可能。
 リーテバイルの目の前で死ぬことに意味があるのならばあり。
 だがその割にはメッセージ性に乏しい。
 そして、第九最上騎士団から小物と言われているので、少なくとも第九最上騎士団側の人間ではない。
 それらからこの可能性は殆どないと見ている。

 となると容疑者はリーテバイルに絞られるが、リーテバイルがスパイなら見過ごすだけでミサイルで兄が死ぬので、その前に現場に来る必要がない。
 よって、“現場に来た”リーテバイルの容疑は外す。

 だとすると、リーテバイル内の人格の内、“現場に来る”ことを決めた人格以外の人格が怪しい。


 リーテバイルの能力〈ACR全軍支援〉は、セシャトになったら全ケロポヨからの支援とかになるんじゃないかな。
 ま、セシャト=黙示録の獣=人の悪の部分=ケロポヨの集合体というのが当たっていれば、だけど。

 他の能力〈対G8MS適正〉は物理法則を無視する適性。
 これは最も“ルール”から自由であることを示しているのだろう。
 うみねこの一なる三人の魔女を例に出すと、赤き真実は最も不自由、黄金の真実は現実で可能な範囲で自由、魔女幻想は最も自由に思い描ける。
 つまり、うみねこで言えばリーテバイルは魔法説のベアト。
 読者に最も認知されている、魔法をドッカンドッカン使うベアトだね。

 そう考えると〈空挺姫騎士〉も、先頭に立って戦う魔法説のベアトを表しているのだろう。
 〈ACR全軍支援〉もまた他の駒たちに支援されて戦う魔法説のベアトを表している。

 魔法説のベアトは、三位一体である一なる三人の魔女たちの内、聖霊に当たる。
 あらゆる幻想を自由に操り、先頭に立って戦い、死ぬことで物語を完成させる役割を持つ。
 幻想側の駒たちの主であり王。

 リーテバイルは聖霊を代表とする駒として物凄く相応しい。
 王の視点を語るセシャトの思想は、王家の人間として育てられたリーテバイルのものが最も出ているように思える。
 一度そう思うと、もうこれしかない考えられないな。





 とりあえずこれで行くとして、スパイである副人格たちについてちょっと考えようか。

 そもそも主人格以外の副人格たちはどうやって増えるのか?
 思うに繰り返される世界の中で、異なる結果に辿り着いた人格はもはや別人と言えるので、その人格が次の世界で生まれながらの副人格として存在しているのではないかと。
 記憶を初期化しても思考回路は初期化できず、育てば別の人格になるんじゃないかな。
 逆を言えば、同じ運命しか辿らないなら、形成される人格は同じだから一つの人格に収束するのだろうけど。

 ま、これは人格の増え方の一つでしかない。
 ナイマ辺りは別の発生要因があるそうだけど。
 ナイマの無垢な人格とそれを守る人格は、神と神の子の関係に近いように思う。
 キングの駒とそれを守る他の駒のモデルを、スケールを小さくした感じのバージョンだよね。
 〈状況特化人格選択〉は、キングに相当する無垢な人格を守るために、状況に合わせてそれに特化した人格が生み出されたのだろうし。
 神のパズルを構成するピースの一片として、分かりやすいヒントなんだろうけど。


 話を戻して。

 異なる運命を辿ったことで異なる人格が生じるとして。
 都雄が率いる本来の第九最上騎士団から分かれたのは、まさしく異なる人格となることを満たしている。
 前の世界の結果、新たな人格が生まれ、それがスパイとなった。
 そう考えられる。

 もしこの人格たちも前回の記憶がないなら、記憶がなくても刻まれた思考回路からスパイ側になったということになる。

 だがそれで良いのだろうか。
 もう少し捻った方が良い気がする。


 では前回の記憶を引き継いでいるとしよう。
 セシャトはコーシュカの〈パンドラの箱〉が使えるのだから、セシャトを構成する各人格の記憶の引き継ぎは可能だろう。
 その場合は、記憶があることは他の人格には隠していることになる。
 それどころか自身の人格の存在さえ隠している可能性さえあるだろう。
 アバターさえあれば別の場所で活動できるのだし。

 となると。
 コーシュカ、ルクシャーナ、ナオミ、リーテバイルの4人の、それぞれ記憶を引き継いでいる別人格たちが、セシャトというアバター内で一つの統合されているのではないかな。
 要するに、4つの人格が協力して一つのアバターを運営しているのではないかと。
 そうすると4人分の脳を使っていることになり、能力の高さも説明できる。
 そして最初から精神が成熟しているなら、身体的制約がないアバターで幼少期から活動可能。

 それからスパイをしているのは、神の計画を利用しようとしているから、ある程度計画が順調に行くように協力しているのではないかと。


 問題点は、コーシュカの主人格も記憶を引き継いでいるだろうことだ。
 コーシュカはジェストレスと敵対しそうだから、セシャトとは目的が異なりそうなんだよね。
 ま、これは、コーシュカ内の各人格が所持する記憶が共有されていないければ問題ないのだが。
 記憶が別々に管理されているなら、隠れた目的を持つ人格がいても良いだろう。



 よしこんなものかな。
 良い感じに仕上がったぞ。





 リーテバイルって他の陣営のエースと比べてどんなポジションなのかよく分からなかったがこれですっきりした。
 魔法説のベアトか、ぴったりだな。
 イシャクがロノウェに当たり、危機になるまで後ろに控えている参謀ポジというのは、なるほど納得。
 となると、アブドゥはベアトにとっての戦人ポジなのかな?
 その辺はよく分からんけど。


 うみねこはミステリーだから犯人は最後に現れる。
 黄金の真実であるヤスだね。
 赤き真実の方は隠れっぱなし。
 それらの代わりとして魔法説のベアトは主役として出ずっぱりだった。

 神の三位一体、一なる三人の魔女の内、父と子が二人が心臓なら、聖霊である魔法説のベアトは顔に当たる。
 つまり、舞台の主演女優。
 ミステリーにおいて主演は真実ではなく謎。
 魅惑的な謎こそが観客の心を掴む。
 誰にも解かれないことで伝説を築き、最終的には自身の死をもって伝説を完成させる。
 そういう役どころ。

 “謎”が死ぬことで“真実”が誕生する。
 その“真実”の価値はイコール“謎”の価値である。
 故に“謎”の活躍が期待されるのだ。
 例えるなら、“謎”は卵の殻。
 その中で“真実”を温める。

 彼女の双肩にゲーム盤の全ての運命が託されている。
 だからこそ他の駒は彼女に仕え支援する。
 彼女の舞台を映えさせるために。

 
 リーテバイルのTIPSの記述にピッタリ当て嵌まる。
 パズルのピースがパチリと嵌るのは気持ちいいな。



 一なる三人の魔女は、三つの物語を生み出した。
 赤き真実による物語。
 黄金の真実による物語。
 魔女幻想による物語。

 神の三位一体もそれになぞらえている。
 赤き真実が、父、ミャオ。
 黄金の真実が、子、都雄。
 魔女幻想が、聖霊、セシャト。

 その三位一体を模倣したのがガントレットナイトのケッテ。
 で、その聖霊を模したのがACRのエース、リーテバイル。
 となると、他の陣営のエースに父と子の模倣がいそうだね。

 ふむ、“子”本人である都雄が属するAOUを抜かした三陣営のエースを見てみようか。
 ACRのリーテバイルは“聖霊”。

 ABNのナイマは“子”かな。
 無垢な人格を守る他の人格は、即ちヒーローだ。
 状況に合わせて、それに相応しいヒーローが現れてくれる。
 物語が変われば、それに合わせて主人公は生まれ変わる。
 可変の英雄。
 望めば現れる救世主。
 これはまさしく“子”に相応しい。

 だとすると、COUの鈴姫が“父”なのかな。
 他の二人が黄金の薔薇の装飾で、彼女だけ赤い薔薇なのは、彼女が赤き真実を模していることを示しているのだろう。
 彼女が赤き真実の心臓であるなら、百武が赤き宝刀なのは当たり前となる。
 負けることが許されないのも、“父”が本当の心臓であることを模しているのだろう。
 〈天才空挺騎兵適正者〉の“脳構造の全てが、空挺騎兵になる為に生まれてきたほどの奇跡である”という記述は、空挺騎兵延いてはA3Wを生み出した“父”の脳を模しているからなのだろう。
 〈空中近接格闘術〉の一対一の肉薄決戦戦術は、赤き真実の心臓が戦う場面は肉薄された時であるからだろう。
 “子”の“父”殺しを模したPhase1のラストで、“父”に鈴姫が当て嵌められたのも、鈴姫自体が“父”を模した駒であるなら何の不思議もない。
 それは至極当然のシナリオと言える。


 なるほど、本当に出来の良いパズルだな。
 三陣営のエースが一なる三人の魔女たちのスケールダウンモデルとするなら、その三陣営そのものも、三人の魔女たちが生み出した三つの物語に相当すると見るべきだろうね。

 COUは赤き真実の物語。
 現実に則した生身の人間による世界を模しているのだから、当然血の繋がりを重視した社会となる。
 キコニア生まれしかいないし、旧弊が蔓延っているわけだ。

 ABNは黄金の真実の物語。
 うみねこの黄金の真実の物語は、神の定めたノックスの十戒に従って形成された異なる真実の世界。
 よって、その世界を模しているABNは、神の布いた戒律が最も重視された社会となっている。
 現実のパラレルワールドだから、殆どの人間はキコニア生まれ。

 ACRは魔女幻想の物語。
 人間は魔法を使い、幻想の住人もたくさん住んでいる世界を模している。
 だから、伝統と新しさを兼ね備えた社会となっている。
 AOUに次いで工場生まれが多いのは、幻想の住人が生まれてくるのを表しているのだろう。
 また英雄王が電撃的に大陸を統一したのは、メッセージボトルによって魔法説一色に染まったことを表しているのだろう。

 どうせだからAOUもやろうか。
 AOUは一なる神が生み出した一なる物語。
 三人の魔女たちが生み出した三つの物語を一つに纏めたもの。
 キコニア生まれは神一人、他は全て工場生まれ。
 異なる社会、異なる価値観を尊重し、それを壊さないために情報を遮断して守っている。
 それは赤き真実・黄金の真実・魔法幻想の三つを並列し、それを壊さないためのもの。
 どんな価値観も許容し、それぞれの価値観を守るために分断される社会であるがために、真に全てに寛容な神は孤独となるという皮肉。

 一なる三人の魔女たちが生み出した一なる三つの物語。
 纏めれば一つ、分ければ三つ、計四つの見方が出来る物語。
 これはうみねこEP8でもやっていたな。
 右代宮家の系譜を物語の系譜と見立て、金蔵から四兄弟がそれぞれ引き継いだ四つの物語。
 それぞれの物語が巣立って羽ばたいて行く。

 あ、LATOは天界大法院や元老院に相当する陣営。
 世界のバランスを保ち、どの陣営にどれだけ霊素を供給するか決めている。



 うーむ、国をピースに見立てて世界でパズルをするとか壮大過ぎる。

 模倣から創造は始まる。
 つまり、何を模倣しているのかが問われている。
 模倣、見立て、メッセージ、雨乞い。
 全てはパズルのピースなのかもしれないな。
 先にそれがあり、そこから物語を膨らませたのだろう。

 とりあえず再度ツッコミを入れよう。
 やっぱうみねこじゃねーか!
 なんで私はこれに気付かなかったのか。
 うみねこ咲発売直前にうみねこ再読して考察していたところなんだよな。
 4という数字があまり使われてなかったからというのはある。
 3という数字に拘り過ぎたな。
 四陣営の争いなら、右代宮四兄弟で四つの物語だって、さっさと察しなければならなかった。
 遠回りし過ぎだ。
 何ヵ月経ったと思ってるんだ、ホントこういうのの察しが悪いな、私。
 




 さてさて、各陣営の特色がはっきりしたのは大きい。
 これで各陣営所属のガントレット達もその色で見れば良いと分かったのだから。
 というか、これでキコニアの世界の全容を見渡せるようになったと言っても過言じゃないレベルだろう。


 私の考える神のパズルについて今一度改めて説明しよう。
 TIPSにて紹介されている各陣営所属のガントレットナイト計26名をピースに見立て、それをパズルとして組み立てれば神が出来上がるというもの。

 一なる神は、三位一体で構成される。
 父、子、聖霊。
 これはうみねこの一なる三人の魔女たちに相当する。

 三位がそれぞれの物語を紡ぎ、一体として物語を纏め、計4つの物語を生み出した。
 それがキコニアの四陣営。

 赤き真実の物語。
 黄金の真実の物語。
 魔法幻想の物語。
 それら全てを一つに纏めた物語。

 残るLATOは天界大法院や元老院に相当。
 各陣営を監視・管理しバランスを調整している。
 所属のロッテは、ラムダデルタとベルンカステルに相当。

 四陣営に所属するガントレットナイトは、それぞれの物語を生み出した魔女を構成するピース。
 COUのガントレットナイトは、赤き真実の物語を生み出した“父”を。
 ABNのガントレットナイトは、黄金の真実の物語を生み出した“子”を。
 ACRのガントレットナイトは、魔法幻想の物語を生み出した“聖霊”を。


 COUは赤き真実。
 所属の2つのケッテのリーダーは、両方とも肉薄戦を得意としている。
 これは赤き真実の心臓が、最も奥に隠されているから。
 決戦はその心臓に肉薄された時に行われるのだ。

 スパルナについては前に書いた通り。
 神の二つの心臓の内、赤き真実の心臓は最奥に隠される。
 ルクシャーナが時間と共にそれを隠し、アンドリ―が安全な遠距離より一方的に攻撃して追い払い、それでも肉薄された時はスジャータが弾き返す。

 白豹は赤き真実を使った戦い方。
 鈴姫は心臓部、負けることが許されない。
 読者の推理を華麗に避け、強烈な攻撃を加える。

 百部は赤き宝刀、推理を一刀両断にする。
 使い方は二つ。攻撃で一刀両断にするか、寄らば斬ると牽制するか。
 一撃必殺だからこそ、牽制が生きる。
 牽制によって読者に二択を迫る。
 遠ざかるか、近寄るか。
 牽制は近寄って欲しくないということで、だからその場合肉薄するのが正解。

 アイシャは目と耳。
 時間が経てば経つほど思考が読まれる。
 読者は期待したものを見たいのだから、見たいものを用意すればそっちに誘導できる。
 百部の赤き宝刀の牽制で心臓部より遠ざけ、アイシャが思考を読み切り型に嵌めて、鈴姫の強烈な攻撃で勝負を決める。
 それが白豹の必勝パターンなのだろう。


 ABNは黄金の真実。
 黄金の真実を縛る法は一つ。
 赤き真実のロジックとは別のロジックを紡ぐこと。
 それに反すればロジックエラー。

 イェルダット・シャヴィットの彗星式三位一体は、神の三位一体を模した“子”の三位一体、ヤスの三人格を表したものだろう。
 この様に黄金の真実は、赤き真実の鏡写しとなる性質を持っている。
 後、一つの物事に対して赤き真実は一つのみしか提示できないが、黄金の真実は無数にストックしておくことができる。
 このことから“多種多様”という能力の特性を持つ者がABNのガントレットナイトには散見されるように思う。
 ナイマとナオミの〈ディメンションコンテナ拡張〉然り、レアの〈代用武器戦闘〉然り。
 薬物投与は、黄金の真実が人為的にコントロールされていることを表しているのだろう。
 ロジック然り、人格然り。

 ステファニアはうみねこ的人数削減術。
 一体のアバターに複数の人格を収納することで、赤き真実の物語よりも人数を減らすという省エネ術。
 〈脳内最適化訓練終了〉はその際の脳内最適化で、〈僚機連携〉はその本来は(赤き真実では)別人の人格間の連携という感じなのではないかな。

 レアの〈代用武器戦闘術〉は、どんなものでも利用してロジックを作ろうとするもの。
 黄金の真実は赤き真実に合わせて紡ぐ必要があるからね。
 〈僚機観察〉はその際、味方の状況をも利用するためのものだろう。
 都雄にも同名の能力があるが、それは“子”である都雄のコピー(模倣)能力だから。
 オリジナルの都雄の能力と違い上官に報告義務があるのは、本来の真の上官が“子”本体である都雄だからだろう。

 ファトマの〈大人気ブロガー〉は、発信し広めることが黄金の真実とって必要なことだから。
 赤き真実は誰も信じなくても真実として存在するが、黄金の真実は誰かに認めてもらわなくては真実足り得ないのだ。
 〈超感覚心理分析〉は相手が何を信じたいのか、心理を分析するためのものだろう。

 サラーサット・スユフもやろうか。
 ナイマがつい最近までその存在をヴェールに隠されていたのは、姉ベアトの魔法幻想のヴェールから妹ベアトの黄金の真実が姿を現したことに重ねられている。
 空挺騎兵が数の勝負なのか、一人の天才が制するのかというのは、数多の幻想かたった一つの黄金の真実なのかということだろう。
 満を持してのナイマの登場。
 それは黄金の真実が完成したことを示すのだろう。
 国際平和軍旗祭がナイマを擁するサラーサット・スユフが優勝したのは、うみねこのゲームで黄金の真実が勝ったからだろうね。

 ナイマの〈状況特化人格選択〉はどんな役でも熟す黄金の魔女の真骨頂。
 紗音もやれるし嘉音もやれる、理御だってやれる。
 ロジックが差し替えられる度に、アバター、人格、行動、思考が差し替えられるんだよね。
 スタニスワフの〈僚機体内8MS管理〉はそれの人為的な管理。
 この投与されるロジックの管理が黄金の真実の肝。
 ナオミの〈脳内最適化訓練終了〉は差し替えられる人格間の記憶や感情などのリソース管理。
 現状に不要なリソースを割くことは、コストパフォーマンスに響く。


 ACRは魔法幻想。
 最も現実から自由な陣営。
 その能力は観客を魅せるための派手さや幻想的など、演出的なものが多い。

 幻想の自由さを象徴するのがガネットの〈空に生まれた少女〉。
 現実が大地であるなら、大空は空想。
 幻想の住人は現実に縛られない動きが可能。

 マリアナの〈多弾頭ミサイル誘導〉が自在に曲芸的で、奇抜で幻惑的なのは、幻想側の駒であるから。
 幻想の住人は個性的で主張が激しい。
 目立たない幻想はやがて消えるのだから当然だが。
 それ故人格間で主張を譲らない〈CPP性自閉症〉なのではないか。

 ヌールの〈自動兵器召喚〉はうみねこでの家具や武具の召喚に相当するのでは。
 魔法幻想の得意な手だよね。
 〈ピークコントロール〉は物語の山や谷などの話の盛り上がりをコントロールすること。
 〈大器晩成〉は物語を最終的には目的地まで到達させること。
 魔法幻想は黄金の真実を最期に完成させて消えるのが役割。
 その演技は優雅に見えて、頭の中では色々と試行錯誤している。

 魔法幻想は赤き真実や黄金の真実より先頭に立ち、リスクを踏み越える役割がある。
 それがアブドゥの〈若さの特権〉。
 〈若年性無敵体力〉の若い、元気、寝なくてもへっちゃら、何を食べても太らないは、幻想の住人であるから。
 〈オーバーキル〉は派手な演出の魔法に相当。
 魔法は派手な方が見栄えが良い。

 イシャクの〈空挺騎士団百人隊長〉は、彼が魔法説のベアトのロノウェの様な参謀ポジションであることを示す。
 主の代理として眷属を指揮することも可能なサブリーダーの駒。
 〈空中決闘の王者〉の火器不使用の決闘協議は、実践では不要な名誉を重視したもの。
 これも見栄えと演出、そして誇りを重視する魔法幻想故の文化。

 リーテバイルは幻想勢の主のポジション。
 彼女については上記を参照。


 “三位”が紡いだ三つの物語についてはこんな感じ。
 問題は“一体”が紡いだ一つに纏めた物語であるAOU。

 OPムービーを見ると、AOUのウォーキャットとグレイブモウルのエンブレムから、他のケッテのエンブレムが分裂したような演出になっているんだよね。
 “一体”から“三位”が分かれるという演出だろう。
 ついでに二チームからLATOのロッテも生まれている。
 これはウォーキャットとブレイブモウルが、ラムダデルタとベルンカステルに相当するという感じだろうか。

 ウォーキャットのケッテは、読者に相当する駒であるジェイデンを抜かし、都雄をミャオと分け、残った三人が神の三位一体に相当すると考えている。
 “父”がミャオで、“子”が都雄で、“聖霊”がギュンヒルド。

 とりあえずギュンヒルドが“聖霊”だとすると。

 “聖霊”魔法説のベアトは、自身の眷属を増やすことが出来る。
 クローズドサイクルで後から続々登場できるのは幻想勢の特権と言っても良い。
 それは要するに、駒を増やすことが出来るということ。
 つまり、〈PP訓練メソッド〉による指導で、正規の空挺騎兵にまで成長させることが出来るということと同様なのでは。

 〈オールラウンダー〉。
 魔法説のベアトは、赤い真実の心臓や黄金の真実の心臓の代わりに陣頭に立って戦うことが出来る。
 しかしその二人には、死すらも役割に含まれる魔法説のベアトの代わりは出来ない。
 代わりとなってどんな戦いも熟す彼女は、まさにオールラウンダー。

 〈戦域8MS観測〉。
 魔法説のベアトは自らの眷属を用いてあらゆる事態に対処する。
 お茶会のホストである女主人として完璧に。

 と、こんな感じに当て嵌まるのだろうなと。
 だからギュンヒルドが“聖霊”セシャトの本体だと見る。

 都雄のTIPSの能力の記述は、ミャオの能力も加えたものではなく、都雄単独の能力だろう。
 〈多弾頭ミサイル誘導〉や〈僚機観察〉は、ABNの能力の特徴にそっくりだ。
 どんな状況にも対応可能で、赤き真実や魔法幻想と協力して黄金の真実を繰り出すことができる。
 めっちゃ黄金の真実の特徴が出てるんだよね。

 となると、ミャオの能力がパズルのどこかに記述されてないとおかしい。
 それが記述されているのがたぶんグレイブモウル。

 リリャの〈粘土の少女〉は、どんな人格も生み出せる神の脳を表している。
 人格のエミュレーター。
 何者も生み出せる、故に何者でもないのが“父”の人格。
 〈空域武力支配〉は圧倒的な数の駒を展開する能力。
 展開に時間が掛かるという特徴が、COUの戦術の特徴と一致する。
 〈器用貧乏〉は生み出した駒にできることは一通りできることを表している。
 そして故に独自の得意な能力がないことも。

 コーシュカの〈超感覚予測射撃〉は、何よりも駒たちの跳弾飛行を見てきた“父”の経験則による勘じゃないかな。
 〈ディメンジョンコンテナ不適正〉は、攻撃手段が赤き真実による狙撃のみということを表している。
 〈パンドラの箱〉に入っているのは神の生み出した運命についての記憶。
 災いの運命と、その果ての希望が。

 クロエの自己肯定感の過度の低さは、“父”の自己肯定感の低さを表している。
 〈自動兵器火器管制〉の敵の自動兵器までハッキングして使用できるのは、敵と味方のどちらも“父”のゲーム盤に乗った駒であり、どちらの駒も動かせることを意味している。
 〈実験体強制制圧〉は“父”がどの駒よりも上位の存在であることを表す。
 〈単独行動特化〉は、僚機と共に行動する際にリソースがそちらに割かれるということじゃないかな。
 だから単独の時が一番力を発揮する。

 グレイブモウルはスパルナ同様守備的な戦術が得意。
 それは“父”が本来、奥底に引き籠ってのタワーディフェンス的な戦いをしているから。
 だが空戦や混戦が大好きで突スナを目指している。
 いつの日か引き籠り場所から飛び出してくるのだろうか。


 ウォーチャットは主の代わりに戦う黒猫。
 即ちベルンカステル。
 “子”妹ベアト+“聖霊”姉ベアト=ベアトリーチェ。

 グレイブモウルは墓穴という地獄から飛び出したモグラ。
 即ちラムダデルタ。
 圧倒的な数の布陣で必ず仕留める戦いをする。

 その2チームより生まれたのがLOTOのロッテ。
 正直どちらがどっちなのか、見る度に入れ替わって訳が分からなくなる。
 今回はヴァレンティナをラムダ、マリカルメンをベルンとして見てみようか。

 マリカルメンのTIPSの記述には曲芸飛行に天賦の才能があるとある。
 曲芸飛行は幻想勢のACRの得意な魅せるもの。
 秘蔵っ子は、ナイマに被る設定だ。
 〈武装同時召喚適性〉は、黄金の真実のABNの得意とする多種多様。
 〈能ある鷹は爪隠す〉のサプライズは、演出が得意なACRっぽい。

 ヴァレンティナが突出しているのは耐久力。
 “父”は永遠を耐える。
 〈エネルギー機動性理論〉はそのためのもの。
 地球の法則に則った機動とは、即ち最もその法則に縛られているからこその機動なのだろう。
 つまり、赤き真実専用の機動ということ。
 〈高出力リジェクションシールド〉は最高の防御力。
 守備は“父”の得意とする戦術。

 うん、ヴァレンティナがラムダで、マリカルメンがベルンで良い気がするな。





 “子”が都雄で、“父”がミャオでジェストレス、“聖霊”がギュンヒルドでセシャト。
 しかしそれらに対して、読者を示す駒であるジェイデンと藤治郎の立ち位置が的確過ぎるな。
 三位一体のパズルはこれで完成かな。

 問題は結果的にスパイの見当がご破算になったこと。

 COUのピースで組み立てたのが“父”。
 ABNのピースで組み立てたのが“子”。
 ACRのピースで組み立てたのが“聖霊”。

 つまり、セシャトを構成するのはACRのガントレットナイトなんだよね。
 スパイ=セシャトを構成する駒だと、四陣営に跨らない。
 さて、どうしようか。
 どうしようもないな……。
 ま、各陣営考察に繋がったから良いけど。
 スパイについてはまた1からやらんとな。


 スパイが四陣営に跨っているということは、陣営に拘らず世界の事を考えているということ。
 第九最上騎士団の勧誘メールには、世界をもう一度ゼロから作り直す、という様なことが書かれていた。
 やり直すというのは、要するに延命の思想。
 今の世界を続けるのではなく、次の世界に繋げるという形での。

 今の世界を維持するというのは、平和の壁を支えるガントレットナイト達がなあなあで引き分けを演じ続けるというもの。
 これはうみねこで例えると、ゲームを延々と引き分けることで永遠にゲーム盤で遊ぼうとするもの。
 ゲームの意義を放棄し、その場に留まろうとする引き籠りの思想。

 世界のやり直しもまさしくそれの延長上にある。
 次のゲームこそはと言いつつ、駄目だったらさらに次のゲームに移行する。
 そうしてずるずると永遠にゲームを続ける破目になるのだ。

 実際は、その道は永遠に犠牲を積み重ねていくものなんだよね。
 うみねこを例にとれば明白だろう。
 ゲームが引き分ける度に、幾つ駒が犠牲になっているのか。
 ゲームを引き延ばすことは、犠牲を積み重ねることに等しい。
 子供を犠牲にする世界をぶち壊したいのではなかったのか。

 子供を犠牲にして永遠に世界に引き籠ることを良しとせず、世界をぶち壊して外に出る。
 “誰”が外に出るかの異論はあれど、それが世界の結論だろう。

 この辺りの議論は、都雄と青い都雄や、コーシュカ、クロエがちょっとしていたな。
 ま、途中も途中だけど。

 さて、スパイはどの辺の意見なのかな。
 セシャトは若者が意思を持つなら早い内がいいと言ったが、その意思とは世界の外に出ることだと思うのだよね。
 世界をやり直すことは決断の先延ばし。
 クロエの言より、それは神の意思に委ねることだと思う。
 それは意思の放棄に通じる。
 だから、外に出るという決断こそが意思を持つことなのだと思うのだ。

 第九最上騎士団が、塔を完成させるまで何度でも世界をやり直す派。
 プロメテウス騎士団が、今、塔を完成させて世界の外に出る派。
 こんな感じかな。


 大浴場騎士団の、今の世界の維持。
  ↓
 第九最上騎士団の、世界のやり直し。
  ↓
 プロメテウス騎士団の、世界の外への脱出。

 駒はそんな感じで意思を持って行くという感じかな?

 あるいは、第九最上騎士団の目的は、やり直しでななく、作り直し。
 要は、今とは異なり、“子”を中心とした世界に作り直すという、“父”の考えに賛同する連中、という可能性。

 ま、どちらにせよ、大浴場騎士団が掲げる目的から逸脱した考えを持つメンバーを浚えば良いだろう。


 まずAOUからコーシュカ。
 魂が肉体より解放された後のことを知っていて、それを待ち望んでいる。
 最初から大浴場騎士団の大義から一歩引いた位置にいた。
 しかし、孤立しようとする立場だから、組織に属そうとはしなさそう。

 ミャオはジェストレスだが、スパイは部下だと思うから、別にもう一人いそうなんだよなぁ。

 となると、ギュンヒルドかな。
 セシャトになる前は第九最上騎士団に所属していてもおかしくないからな。

 COUはルクシャーナかな。
 世界を滅ぼしたければまずは自分の頭蓋骨を吹き飛ばせばいい。
 そんなことを都雄が言って、ルクシャーナは笑っていた。
 でもこの笑い話、実際は神の脳内世界だから、神は自身の頭蓋の中にある世界を吹き飛ばそうとしているんだよね。
 で、この真の意味を知った上で笑っていたらこのシーンの意味合いが変わる。

 神は自身の脳内世界を自身ごと吹き飛ばそうとしている。
 だから都雄が言った、まずは自分の頭を吹き飛ばせばウィンウィンは正論。
 まさにそれを実行するのが神の手足である第九最上騎士団で、それを知らない都雄に肯定された形。

 ルクシャーナの笑いのツボは周囲とは異なる。
 それはつまり、周囲の知らない知識を持っているということの証。
 知っているから笑える。
 知らないから笑えない。
 よって、ほぼ確実にルクシャーナはスパイ。

 ルクシャーナは赤き真実の心臓を隠す役割を持つ。
 それはその真実を知っているということと同義なのではないか?
 そして、赤き真実の心臓である鈴姫は死んだ。
 それはルクシャーナがその役割を放棄したからではないか?
 死んだ鈴姫は新しい高性能なガントレットを装備していた。
 それは三人の王側のスパイがそのガントレットを渡したからではないか?


 ACRはリーテバイル。
 ACRの住人は否定されれば儚く消える魔法幻想。
 よって否定されたくない本能がある。
 だがその王である“聖霊”だけは異なる。
 魔法説のベアトは、赤き真実や黄金の真実が生み出されるために消えるのが役割。
 つまり、赤き真実の物語、黄金の真実の物語、魔法幻想の物語の三陣営を争わせて、真に生きるべき真実を生み出すことを目的とする。
 だから、幻想として生きようとする人格の他に、幻想として散ろうとする人格が隠れていると思うのだ。
 リーテバイルの兄の死については前の説を踏襲。


 ABNは正直そっち系の言動に心当たりがない。
 そろそろもう一度通しで読み直すべきかねぇ。
 この陣営が黄金の真実だから、“子”を勝たせる神の計画的に、それを模倣してナイマが勝ち残る形になると思うのだが。
 そうすると、それをコントロールするスタニスワフが重要な立ち位置になるんだけど、コイツがスパイだと大浴場騎士団の支団長の半数がスパイになってしまうので微妙。
 となると、他の立ち位置では、私的にはナイマの無垢な人格が怪しいと踏んでいる。
 ABNのメンバーは皆黄金の真実サイド。
 なのに無垢なナイマだけが異端なんだよね。

 ナイマは“子”の模倣。
 黄金の真実の心臓。
 黄金の真実とは、赤き真実に寄り添うもの。
 赤き真実に寄り添い、励まし、夢を見させるためにある。
 つまり、無垢なナイマの人格を守る男らしいナイマの人格の方が“子”の模倣。
 無垢なナイマは立ち位置的に赤き真実側。
 黄金の真実サイドに混ざった異端。

 “父”ミャオはプレイヤーとして、駒である“子”都雄を活躍させようとしている。
 無垢なナイマにとっての男らしいナイマは、ミャオにとっての都雄と同じ。
 それを模倣したものだから。
 無垢なナイマこそが、男らしいナイマを黄金の真実足らしめている。
 要するに、男らしいナイマを“子”の模倣としてプロデュースしているのでないだろうか。
 ミャオが都雄を最終的な勝者にしようとしているように、それを模倣する無垢なナイマは男らしいナイマを最終的な勝者にしようと暗躍しているのでは?
 それはつまりスパイに相応しいということ。


 そんなわけで現状スパイはギュンヒルド、ルクシャーナ、ナイマ、リーテバイルの四人で考えとく。





 ちなみに、セシャトを構成するピースにルクシャーナやナオミを使えなくなったので、セシャトの能力について考え直さねばならなくなったが、これについては説明可能。

 セシャトは“聖霊”。
 魔法幻想の王。
 魔法幻想とは、元々存在しないものを存在しているように見せるもの。
 つまりセシャトは、存在しているものを存在していないように見せかけていたのではない、そもそも存在していないものを存在していたように見せていただけで、それを一時取り止めただけ。
 うみねこの姉ベアトは魔女伝説と悪霊伝説を素に生み出された幻想で、亡霊のような存在。
 それがつまり、セシャトの〈亡霊〉。

 ABNの空港に居たLATOたちが全て忘却したのもそう。
 あの出来事は、魔法幻想のレイヤーでのこと。
 要するに幻想描写。
 その幻想を取っ払えば、何も起きていなかったことになる。

 そもそも赤き真実と黄金の真実と魔法幻想が互いを認識している世界の方がおかしい。
 その三つがゲーム盤に共存している。
 だから、魔法幻想の出来事のために、辻褄合わせのためにLATOはABNの空港に来た。
 辻褄合わせのための行動なのだから、合わせるべき辻褄を忘却すれば、何でここに来たんだっけ? となる。
 三つが共存することを前提とした世界だから、一つだけの世界になると所々矛盾が出てしまうんだよね。

 セシャトが使っていたケロポヨが魔法を使っていたけど、まさしく魔法だったってこと。
 あ、キコニアでは幻想は仮想現実のシステムを誤認させることだから。



 今回はこれで終わり。
 なんかグッチャグチャで読みにくいものになっちゃったなぁ。
 スパイなんて最初のと最後のが全くの別物になっちゃったし。


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フラット・ホームズ

Author:フラット・ホームズ
「うみねこのなく頃に」の某公式サイトで推理を投稿していた。
その時使っていた名前は察してください。
スタイルは、アンチミステリーをチェス盤で引っ繰り返す、というもの。
キコニアでは、世界を箱庭に見立て、そこにどんな駒を置いたのか、それらを動かして最終的にどういう形に持って行くのか、的な感じのを主にやっている。

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