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うみねこのなく頃に 考察 境界より視やる

PCゲーム「うみねこのなく頃に」の個人的な考察ブログ。「キコニアのなく頃に」についてもガッツリやっている。


【キコニア】平和の壁を双方から支える/八百万の物語

 執筆者の脳内を明らかにするために今日も頑張るぞい。


 神の脳内とは即ちゲーム盤。
 ゲーム盤を支えるのは二本の柱、父と子。
 なら壁を双方から支えるのは父と子で決まり。

 壁とは隔たり。
 一つのゲーム盤の上に、二つのルーム。
 父が主人の部屋と、子が主人の部屋。
 二人の主人公、二つの物語。

 どちらが人生の主人公なのか。
 スポットライトを奪い合う争い。
 片方が勝れば、その壁はもう片方を圧し潰す。

 それを厭うからこそ、双方から支え合い、脳内の平和を保つのだ。
 こちらが押したなら、同じ力で押し返してくれると信じられるから、壁を押すことが出来る。

 対等だと認め合うために、力を確かめ合わずにはいられない。
 永遠の闘争。
 しかしそれは、永遠のじゃれ合いでもある。





 しかしキコニアのゲーム盤ではそのバランスが崩れている。
 本来の人格が父であるため、力はそちらの方が上。
 つまり、子を圧し潰さないように手加減をしているのだ。
 力を入れたら圧し潰しそうだから、手を抜いてこっちが圧し潰されてあげようか。
 み た い な。

 くそ舐められてるんだよ、都雄ちゃん。
 これで奮起しないと男じゃないぞ。
 本気でこられても受け止められると証明してやれ。

 ミャオの本気を受け止められたその時こそ、神のゲーム盤にバランスが取り戻される。





 さて、とすると、平和の壁に隔てられた四陣営、そしてそれらを調停する陣営。
 これも何を模したものなのかも解るな。


 四陣営は、四つのルーム。四つの巨大な領地。四つの物語群。
 ガントレットナイトはそれぞれの物語の主人公。
 うみねこで言う、猫の魔王たち。

 例えるなら、こっちの物語/ゲーム盤はひぐらし、あっちの物語/ゲーム盤はうみねこ、みたいな感じ。
 文化が違う、言葉が違う。
 だから翻訳して、それぞれの価値観を尊重する。
 そして双方が壁を支え合う。向こう側の物語を圧し潰さないように。

 その四陣営もまた様々な国を内包している。
 一つの国は、一つのカケラ、一つの物語、あるいは極小のゲーム盤。
 それらが合わさって、あるいは統合して、大きなカケラに、束ねた物語に、あるいは一回り大きなゲーム盤に。

 様々な物語が生み出され、そこから主人公、ガントレットナイトを目指す者が現れる。
 自らの物語こそが神が読むに相応しいと。
 その主人公候補と共にその物語も。
 そして競争と淘汰、選別。
 力ある主人公でなければ、物語は生き残れない。
 外敵より物語を守るだけの力を。
 か弱い真実を守るだけの力を。

 夢破れた大人たちは、物語の成功例を研究し、ノウハウを積み上げ指導・教育し、生き残り勝ち残る物語と主人公を育てる。

 そうして選ばれた各陣営の代表たち。
 厳選された主人公。
 それぞれが、それぞれの物語で、ゲーム盤で、栄光の勝利を打ち立てた。
 それぞれの陣営のカケラたちを守るに相応しいだけの力を持つ。
 そしてその厳選された主人公たちが連携して戦うのだ。
 その下には数多の主人公たちも戦列に並んでいる。

 ケッテは三人一組。
 これは神の三位一体を模している。
 神が自身に似せて人間を、物語を作っているがために、似た要素を象るのだ。


 各陣営を調整するLATOは、うみねこでいう元老院や天界大法院に相当する。
 領地を行き来できる航海者で構成された組織。
 LATOの代表が二人一組のロッテなのは、神を支える二柱を模しているから。
 うみねこで言えば、ラムダとベルン。



 さて、これが正確な構図だとすると、配置が狂っていることが解る。
 全てのゲーム盤の上に立ち調停する二柱は、父と子、即ちミャオと都雄が相当するはず。
 その二人が一人となり、AOUの一席に入り込んでいるのだ。
 さらにはその隣に、外の世界よりの来訪者、ジェイデンまで割り込んでいる。
 そして本来の席より弾き出された二人が、LATOの空席を埋めた形。

 席の数は変わっていないが、バランスがめちゃくちゃだ。
 駒の格からしてLATOの二人では、格陣営の調停をするには力不足だ。
 調和が崩れ、各陣営が争いを始める。
 自らの物語群が生き残るために、神の脳のリソースを奪い合い、物語を粗製乱造する。

 物語群の軍事バランスを取り、平和の壁を双方から支え合う主人公たち。
 そのバランスが崩れた今、脳内のスポット人格を決めるべく、大惨事主人公大戦の幕が開ける!
 脳内世界の文化を真に継承するのは誰だ!?
 デデーン。

 これが執筆者の脳内版キコニアのPhase1のあらすじなんじゃないかな。
 それをSF風に翻訳されたのが、私たちが読んでいるPC版キコニア。


 ちなみに、都雄がAOUの一席にねじ込まれたのは、勝利者として勝ち上がり、選ばれし最後に生き残る主人公、即ち、脳内の主人格にしようと企む父、ミャオの策略。
 その果てに自分を殺せ、という壮大な自殺計画。

 しかし、ジェイデンはしれっと都雄の隣を確保しとるな。
 お前の物語は、読者が読み解いた物語だな。

 あとあと、各陣営のエースである都雄、鈴姫、リーテバイル、ナイマは、厳選された主人公たちを率いるだけの力を持つ、さらに厳選された主人公格だと思われる。
 元の構図だと都雄はいないから、その時のトップはギュンヒルドだと思う。
 ギュンヒルドも飛びぬけてスペック高くて、なんであれがサポートしてんのって感じだったからな。

 それからそれから、厳選された主人公の物語というところから解るだろうけど、A3W=フェザリーヌの図書の都。
 で、図書の都=バビロン。
 バビロン炎上はPhase2か3くらいなのかな。

 これも書いとかないと。
 神は精神を殺す永遠の退屈の病を抑えるために、常に新しい物語を薬として摂取している。
 この搾取を喩えるなら、猫を食らって延命するバケモノ。
 逆に人類が神に対する搾取を喩えるなら、神の体より尽きずに沸く蛆虫の幻覚。
 この病が抑えられている内は、この世界のバランスは保たれるが、劇症化したら崩壊へと突き進む。
 末期症状がキコニアでは脳工場の地獄の顕現で、その前に神の子に討たれなければならないのだろうね。





 凄まじい世界観。
 1986年だと六軒島しか領地がなかったのに。
 本当バケモノに成長したぜ。
 数多の領地、数多のカケラを繋ぎ合わせ、生み出した広大なカケラの海を丸ごと一つのゲーム盤に見立てやがった!
 これはもう総力戦とか、総決算と言ったところだろう。

 あははははっ!
 嗚呼、もっと私に見せてくれ。
 君の瞳に映るその壮大な世界が見たいんだ。
 だからその瞳を覗き込もう。


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  1. 2020/01/19(日) 19:26:13|
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フラット・ホームズ

Author:フラット・ホームズ
「うみねこのなく頃に」の某公式サイトで推理を投稿していた。
その時使っていた名前は察してください。
スタイルは、アンチミステリーをチェス盤で引っ繰り返す、というもの。
キコニアでは、世界を箱庭に見立て、そこにどんな駒を置いたのか、それらを動かして最終的にどういう形に持って行くのか、的な感じのを主にやっている。

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