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うみねこのなく頃に 考察 境界より視やる

PCゲーム「うみねこのなく頃に」の個人的な考察ブログ。「キコニアのなく頃に」についてもガッツリやっている。


『キコニアのなく頃に』OP歌詞考察

 本日四投目。


 神と神の子を巡る図式が完成したので、二人について書かれているだろうOPの歌詞を考察したい。


 一番の歌詞は都雄視点。

 “キコニアの羽 散らして”のキコニアは神本体、羽は人類。
 そうして神より生れ落ちたことを示している。
 “晴れの海”は後の方の“幾星霜の海”から、永遠に繰り返す世界、カケラの海、その内の平和な幸せな世界、カケラだと思う。
 つまり、神に人間として生んでもらったから幸せにならなければ、という感じ。

 “地獄の空は青いのだろうかと泣く、君へ”
 この“君”は、これから地獄へと行くミャオのこと。
 “地獄”は罪が廃棄される場所。
 “限りある生気”は、神=世界が生きようとする力。
 ミャオが地獄に一人ぼっちだから、キズナが繋ぐから祈る。

 “幾億の使徒”は天使。
 それが“背後”にいるので、都雄はそれを率いる神の子。
 神の子として“摩天楼”、文明を壊している。
 “助けなんか要らない”は、全て一人で背負おうとしていることを示す。

 “曇天を蹴って”は、曇天の上にある天上にいるということ。
 “焼け爛れた魂”は、極限の争いの中から生まれた魂であること。
 “贖う左手”は、人の罪を贖う救世主=神の子であることを指す。


 二番の歌詞はミャオ視点。

 “羽 もがれて”は、神の力は全て人に分け与えてもう何もないことを指す。
 “糸の切れた舞台装置”は、世界が神の手より離れていることを示す。
 “どんな悲劇が待つ?”は、神=ミャオにもどうなるかわからないということ。

 “【仮初の楽園】”は、罪が払われた世界。
 一時的に罪をそれを背負った神ごと隔離しているにすぎないから“仮”。
 神がいないのだから、当然“福音は訪れない”。
 “誰かの道具じゃない”と叫んでいるのは都雄。
 それを横でミャオが聞いているという構図。

 “地獄の果て”は、ミャオが地獄で過ごす長い日々の果てのこと。
 “生き残る理由はない”は、全ての罪と共に消えた方が都雄たちのためになると内心思っているということ。
 片翼でも外に飛び立って欲しい。
 でも“君が笑うから”、都雄が笑うから手放すことが出来ない。
 即ち、“キズナが繋ぐ罠”。

 “幾度、血を流したとて 君は 穢れてなんかいない”
 “君”は都雄。
 神の子は人類の罪を贖うため人類を滅ぼし魂を解放する。
 でもその穢れは自分が引き受けるから、都雄は穢れてなんかいない。
 ミャオにとって都雄は、憧れた仰ぎ見る光であり、穢れから遠ざけて護りたい愛し子。

 “大空を蹴って”は、天上にあることを蹴って地獄へ堕ちることを選んだことを。
 “凍て付いた魂”は、永遠の孤独による平和より生まれた魂であること。
 “償う右手”は、孤独を癒すために生み出した世界にて、罪を蔓延させたことを償おうとしている神を指す。


 外国語の部分。

 “生きることへの罰”、生きるとは罪を生み出すこと、その罰。
 “訪れた黄昏”は、神=世界の寿命限界である文明の終端のこと。
 “獣”は人より切除された人の罪の総体。
 それは“人ではなく”“意識もなく”。
 人には“抗う術などないのかもしれない”。
 神の“意思”か、神の“使者”か。
 “知恵”も“力”も“全て”神の“掌の上”。
 “即ち、永遠の記憶”、これは地獄に廃棄された人々の忘れたい記憶。


 三番は繰り返される永遠を終わらせる決意をした都雄視点。

 “僕”は都雄。
 “仕組まれた異端者”は、駒でありながらプレイヤーに成り上がる成り駒であること、それを神によって仕組まれたことを指す。
 “翼なんか、いらない”は、与えられた地位はいらない、穢れのない翼なんていらない、人間として歩む、辺りが表現されているんじゃないかな。

 “慚愧など笑止”。
 恥じ入ることはないそれがありのままの自分だから。
 “永遠を蹴って”、繰り返す永遠の夢を蹴って。
 “焼け爛れた魂”は、互いに傷付け合う世界より生まれた魂を指す。
 “両の手に、響け”は、対立する二つの魂の永遠の議論より生まれた結論。
 だからきっと“我ら不屈のガントレットナイト”は仲間たち全員。
 いや、人類全員か。
 だって皆神より生まれたのだから。
 人類全ての総意、一人の人間としての結論、それは『共に生きたい』。





 思うにPhase1の難易度、かなり上級ってさ。
 上級者向けって意味なんじゃないのかな。
 うみねこで、並び立つ真実の天秤や三位一体の魔女についてしっかりと考察したり、親子の物語としてや駒たちによる主の為の劇として解釈して読んでないと理解できないと思うし。
 私が最終的にやったのって、駒の割り振りだよ。
 「誰が犯人か?」じゃなくて、「指名手配犯を探せ」みたいな感じ。

 一応新人プレイヤーでも作中で示されたさまざまな思考と、ヨハネの黙示録という見立てから、蜘蛛の糸のようにか細い可能性を手繰り寄せることは可能ではあると思う。
 でもそれは出来たら奇跡レベル。
 まぁ、奇跡を求めているんだろうけどね。

 神が人類の罪を背負うっていうのも、ひぐらしを読んでないと理解が難しいし。
 やっぱ熟練プレイヤー向け。
 その中でも上級者に合わせている感じがする。


 何が言いたいかというと、うみねこめっちゃ考察しておいて良かったってこと。

 うみねこではさ、ベアトの陰に隠れて消えようという感じを出してたけど。
 咲では吹っ切れた感じで表に出てきて、ベアトと向き合って自分がちゃんとしていればもっと良くできたと宣言。
 この勢いでキコニア突入。
 世界は心を映す鏡であるから、心が暗ければ世界は暗くなり、心が明るければ世界は明るくなる。
 だとしたら、キコニアの未来は明るいものになるだろうね。
 だって咲で凄く明るかったから。
 その明るさを、私は信じたいな。


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  1. 2020/01/04(土) 22:09:32|
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プロフィール

フラット・ホームズ

Author:フラット・ホームズ
「うみねこのなく頃に」の某公式サイトで推理を投稿していた。
その時使っていた名前は察してください。
スタイルは、アンチミステリーをチェス盤で引っ繰り返す、というもの。
キコニアでは、世界を箱庭に見立て、そこにどんな駒を置いたのか、それらを動かして最終的にどういう形に持って行くのか、的な感じのを主にやっている。

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