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うみねこのなく頃に 考察 境界より視やる

PCゲーム「うみねこのなく頃に」の個人的な考察ブログ。「キコニアのなく頃に」についてもガッツリやっている。


八城と縁寿

 前回でベアトリーチェを殺した人物を特定したので、ここからは「1998年」の話に移ろうと思う。


 ベアトリーチェを殺して猫箱と化した六軒島から抜け出したのは八城幾子。
 目的は、自身が殺したベアトリーチェのために物語を書くこと。
 ベアトリーチェの起こす事件の謎を解ける者を探し出すこと。
 ベアトリーチェと同一人物なので、ベアトのゲームの真実を知っているが故に赤き真実を書き記すことができる。
 赤き真実の絶対性は、ベアトの絶対の意志によるもの。
 そして、そのベアトの意志を穢すことができない、幾子の意志によるもの。

 それらを前提に1998年に修飾された過程を暴く。


 以前、『魔法』と『手品』の選択で、『魔法』を選んだ。
 故に、その後は黄金の真実で飾られていると解釈した。

 どこまでが修飾されたのかと言えば、最後の一文『この物語を、最愛の魔女ベアトリーチェに捧ぐ』の直前までだ。
 最後の一文が結果として確定している部分。
 前提どおり、ベアトが死んでいて幾子が物語を書いているということ。
 さらには、縁寿が『魔法』を選んだ故の結末なのでそれもまた。

 つまり、その「物語」は幾子と縁寿の2人によって紡がれたものであると言える。
 よって、幾子と縁寿が出会うというのが結果。

 「出会う」という結果に至る過程が修飾されているので、そこを考察する。


 まずは、十八こと戦人が存在するかどうか。
 未来に戦人が存在するのならば、ベアトの叶えたかった奇跡が叶い、縁寿の叶えたかった奇跡も叶っていることになる。

 そうなると、ベアトの代わりに物語を書いて、真相に辿り着くと者を探すという奇跡を求める魔女の存在を否定することになる。

 その魔女がこの物語を生み出したとするのが私の推理の根幹なので、それを認めることはできない。
 奇跡がまだ起きていないからこそ、奇跡を求めて物語を書いているはずだ。
 よってこの解釈では、戦人(の肉体)が生きているというものは、修飾された幻想である。


 他に描かれた過程は全て六軒島に向かったもの。
 その中で「出会い」があったのは、第6のゲームにおいて。
 縁寿が六軒島に向かう前に幾子と出会うことができている。

 だが、その縁寿が幾子と共に、戦人が生きているという奇跡を修飾した物語を作っておきながら、その後六軒島に向かうとは思えない。
 奇跡を起こすということは、本当の真実に至ったということと同義だ。
 幾子がそれを認めなければ、その物語を描くことはないだろう。

 よって、第6のゲームの出会いも修飾された幻想。
 作中で縁寿が感じたようにそれは『ありえない記憶』。
 縁寿と「出会った」幾子が、縁寿に見せた物語。
 そういう可能性もあったのだと示したのだ。

 そしてそれは、幾子がep6を公表する前に縁寿と「出会って」いたということだ。
 もっと言えば、縁寿に「出会って」からep6を執筆したということ。
 他にも、六軒島に向かう前に会っていないなら、六軒島に向かった後に「出会った」ということでもある。


 残りの過程は2つ。どちらも六軒島に向かっている。
 ep4の六軒島についたものと、『手品』の直前で止めたもの。
 どちらも世間では縁寿が「行方不明」になっていることだろう。
 つまり、この「行方不明」も決定した結果と言えるだろう。
 『魔法』の未来も、ep6もどちらも「行方不明」であることに違いはないからだ。

 ならば、縁寿以外の人物もまた同じ結果でなければならないだろう。
 『手品』では天草と川畑船長が。
 ep4では霞とその手下が。
 共に「行方不明」。

 『手品』では霞たちが「行方不明」になる手掛かりが存在しない。
 よって、ep4こそが現実に起こったことであると考える。


 そのようなわけで、縁寿と幾子がであったのは、六軒島で霞とその手下、天草と川畑船長が死亡した後の出来事であると考える。
 命を狙われている縁寿は、自身が行方不明のままにするために、そして素性を隠すために記憶喪失のふりをした。
 幾子は縁寿だと判っていてそのふりに乗った。

 要するに、縁寿は十八である。
 十八が戦人というのは、それを覆い隠すための修飾。


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  1. 2014/01/04(土) 23:26:52|
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フラット・ホームズ

Author:フラット・ホームズ
「うみねこのなく頃に」の某公式サイトで推理を投稿していた。
その時使っていた名前は察してください。
スタイルは、アンチミステリーをチェス盤で引っ繰り返す、というもの。
キコニアでは、世界を箱庭に見立て、そこにどんな駒を置いたのか、それらを動かして最終的にどういう形に持って行くのか、的な感じのを主にやっている。

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