FC2ブログ

うみねこのなく頃に 考察 境界より視やる

PCゲーム「うみねこのなく頃に」の個人的な考察ブログ。「キコニアのなく頃に」についてもガッツリやっている。


エピソード5 後編

 第5のゲームでは、犯人を金蔵、ヱリカをその協力者として読み解いていく。
 なぜ金蔵とヱリカなのかは既に「私は、だぁれ……?」「隠された人間」「共犯者」辺りで書いているので割愛する。


●事前の準備

 今回のゲームの分岐点は、親族会議以前に蔵臼夫妻以外の親たちが金蔵の死を疑うこと。
 これは親たちの動向を監視させていれば把握できるだろう。

 絵羽たちは、金蔵が既に死んでいてそれを蔵臼たちが隠しているのではないかという幻想を抱いた。
 金蔵の死を隠すには、書斎の鍵を預かる源次と主治医である南條の協力が必要。
 金蔵が生きているかのように見せかけるには、金蔵を見たという使用人たちの証言も必要だろう。
 そうやって幻想は具体的なものになっていく。
 つまり、金蔵の死に関する描写は、絵羽たちが抱いた幻想という可能性がある。

 金蔵が生きている可能性と死んでいる可能性は並び立つ。
 これまでの推理を根拠に、金蔵が生きている可能性を選び取ることにする。


 さて、金蔵が既に死んでいるという幻想が生まれているので、それを利用したゲームにしたいところ。
 ということで、死んだと信じ続けさせようとしたのではないだろうか。
 蔵臼と夏妃にも協力させ、金蔵が生きていることを明かさずに絵羽たちの攻勢をしのぎきれるかどうかも試す。
 名目は蔵臼が次期当主として相応しいかどうか最終テストといった感じか。
 そしてその間、金蔵は屋敷を不在にする。
 このようにすれば、表面的には「金蔵が死んでいる場合」と同じように見えることだろう。

 親族会議より前に分岐したことを利用し、19年前の男として夏妃に電話を掛けた。
 これで夏妃は「19年前の男」の幻想を信じることになり、そのために「19年前の男」の指示に従わされることに繋がっていくことになる。



●探偵幻想の構築

 親族会議が始まり、いつもどおり薔薇庭園にいた真里亞の前にヱリカが現れた。
 真里亞はベアトと待ち合わせていただろうから、ヱリカは自身の正体を明かして内緒にするように頼んだのだろう。
 ヱリカが登場する第5と6のゲームで真里亞を真っ先に第一の晩で殺したのは、口封じも兼ねているからかもしれない。

 プレジャーボートから落ちて漂流したところ、六軒島に着いたという設定。
 これは、外と連絡を取って確認したという源次の偽の報告があれば通る。
 これによって、ヱリカは客人という立場を得ることができる。


 第5のゲームではこの後、事件が起こる前に事件に対処するなんて不自然な行動を取らなくてはならない。
 そこでそれが自然に写るような幻想が必要となる。

 自己紹介で探偵だと名乗り、数々の事件を解決してきたと語る。
 その探偵というのが、どこの物語から飛び出したのかいうほどの「探偵」。
 普通なら「自称」だと思うだけだが、碑文の謎を解いて黄金を見つけ出すという実績を上げたことで、信憑性を得ることが可能だろう。

 信憑性を得た幻想は現実に影響を及ぼす。
 「探偵」だから、事件を解決しようとしても自然に見える。
 「探偵」だから、事件を積極的に調べても自然に見える。
 「探偵」だから、薬品を扱っても、科学捜査だと納得する。
 事件を解決するという大義名分があり、さらに探偵としての実績があるので、ある程度自由に行動させてしまう環境が出来上がってしまった。

 さらには奇矯な嗜好を隠さず、奇人であることもアピールし、理解できない人間であると周知した。
 だから、これもまた「変な探偵」なら仕方ないと流してしまうことになる。
 自分が赴くところでは必ず事件が起こると信じているから、事件が起こる前に行動するのだと。
 要は、金蔵さんならやりかねませんな、の同類。


●第一の晩 アリバイ作り

 まず、ヱリカは戦人と共に碑文の謎を解いて、緊急の親族会議を開かせることにした。
 さらに、解いたという結果だけで満足し、黄金の分け前を要求しないことで拘束されないで済ませた。
 それにより、屋敷組とゲストハウス組に分けることができる。

 24時直前、蔵臼と夏妃は廊下で相談。
 これは黄金を見つける時間を調整すれば24時辺りに調整できるだろう。
 ヱリカが「19年前の男」として電話をし、夏妃を分断、アリバイを奪う。
 秋のカードで身近にいることをアピール。
 秋のカードのトリックは、予め四季全てのカードを別の場所に隠していたか、金蔵が命令で紗音から聞き出したか。
 紗音だけに言ったを赤き真実で言えたので、紗音経由で知った可能性が高い。

 ほぼ同時刻。24時丁度。
 金蔵が食堂の扉をノックして手紙を置いた。
 これは金蔵が「存在しない人間」だから可能だったこと。
 ちなみに蔵臼視点だと、姿を現さずに手紙だったことから、蔵臼に対するテストは続行。
 さらに戦人を次期当主だと認定し、それによって勢い付いた弟たちにどう対応するのか、というテストをさせられているとでも感じてしまうかもしれない。
 これで食堂の全員のアリバイを確保。

 24時、ゲストハウス。
 ヱリカは南條に会い、共に書庫へ。アリバイ確保。
 これで1時までの間、ロビーを素通りして二階に上がることができるようなった。

 金蔵は源次を殺害した後、ゲストハウスのいとこ部屋に向かい、戦人が碑文を解いた祝いとでも称し、薬入りの飲み物でも振舞った。


 1時。
 楼座が退席。
 放っておいた真里亞の様子を見るためではないかと思う。

 それに伴って絵羽も一時退席。
 これは親族会議に参加しなかった夏妃の動向が気になったからだと思われる。
 他にも黄金が見つかった後に金蔵に報告という名目で書斎に行った時、書斎から出てくる夏妃と出合ったからでもある。
 書斎に誰かが出入りしたかどうか。
 その誰かは源次である可能性の有無の把握。
 さらには、ヱリカが絵羽とガムテープの封印を製作したのも、この時に絵羽に源次の死体がある使用人室を封印して欲しかっただろう。

 ちなみに夏妃が書斎にいたのは金蔵の命令によるもの。
 時間と場所を指定して夏妃を待たせておけば、そこに電話を掛けることで親族会議についての報告を受け取ることができる。
 書斎を抜け出していた金蔵は、戦人が碑文を解いて仕掛けを動かすところを見ていた。
 それによってタイミングを計り、書斎で待つ夏妃に電話を掛けた。
 そして、絵羽が書斎から出た夏妃に出会うようにした。

 一方、ゲストハウスに戻った楼座は真里亞がいるであろういとこ部屋へ。
 そして、待ち構えていた金蔵に殺害された。
 この時、楼座はロビーでヱリカと南條と郷田と出会っている。
 無論、ヱリカたちがいたのは、ヱリカが仕組んだこと。
 アリバイを保証し、24時から1時までの間にアリバイがない人物、即ち夏妃を犯人に仕立てるため。


 戦人が戻ってきたら、ロビーの見張りは終わり。
 ヱリカはその後、赤き真実を作るためだけのために、いとこ部屋の隣で戦人の動向を探った。


 朝、金蔵は就寝中の蔵臼の身柄を確保。
 蔵臼の声を録音し、そのテープをヱリカに渡す。
 ヱリカが「19年前の男」として夏妃に電話。蔵臼の声を録音したテープを使用。
 電話を終えると決められた時間、蔵臼の部屋で金蔵が蔵臼を殺害し、死体を隠した。
 これで蔵臼については、夏妃視点では生きたまま人質の可能性が残り、絵羽たち視点では生きている犯人の可能性という幻想が生まれることになる。

 同時刻。
 屋敷に残った使用人たちが源次の死体を発見、夏妃に報告。

 同時刻。
 ゲストハウスのいとこ部屋で、金蔵が仕掛けた目覚まし時計が鳴り戦人が目覚め、4人の死体を発見。
 後からヱリカが現れ、意図的に死体を見ないことで、死んでいないという幻想を読者(プレイヤー)に与える。

 この3つは、使用人の働き始める時刻に合わせれば同時に進行することが可能。


●死体消失

死後、遺体は一切、移動されていない!

 “どこから”移動されていないのかは確定していない。
 第1のゲームの第一の晩、第2のゲームの第7と8の晩という前例を鑑みるに、部屋の外に移動された可能性について否定していると考えていいだろう。
 つまり、遺体が部屋の中にあるのなら、部屋の中から『死後、遺体は一切、移動されていない』と言える。

 蔵臼を殺害した直後。
 金蔵は蔵臼の死体を、部屋の中から『移動させない』でベッドの下に隠した。
 もっと範囲を狭めるなら、ベッドから移動していない、と言うことも出来る。

 やがて発見者たちが屋敷で合流。
 その間に、金蔵はゲストハウスに移動し、いとこ部屋の死体を部屋の中から『一切、移動させない』でベッドの下に隠した。
 そして生存者には、死体は犯人が部屋の外に移動させたという幻想を。
 読者には、死んだふりで戦人たちが協力者であるという幻想を。

 報告を受けた夏妃はまずは蔵臼の部屋へ、次にゲストハウスへ。
 皆もそれに付いて移動。
 その隙に金蔵は屋敷へ。源次の死体を(略)。


●第二の晩 チェーン密室

 夏妃は朝の電話で脅迫された通り、1時に指定された部屋のクローゼットの中に隠れなければならなかった。
 そこでヱリカは、夏妃のアリバイを問い詰めることで客間を飛び出していくチャンスを与えてアシスト。
 予定通り、夏妃はクローゼットに隠れることになる。

 夏妃が出て行ったことで、客間にいる人間は一時休憩に入る。
 妻の前で泣くことができなかった秀吉は、このチャンスに泣いてしまおうと、一人で先にいつも使用していた客室に入って、チェーンを掛けて一人になって思いっきり泣いた。
 妻である絵羽と一緒なら、そのフォローに回ってしまい自身は泣くことができないという性分であると知っていたなら、想定できる行動だろう。
 だから、夏妃を事前にその部屋のクローゼットに隠れさせることができたし、その部屋のベッドの下に金蔵が隠れて待ち伏せて秀吉を殺害することも可能だった。
 そして殺した後に、またベッドの下に隠れた。

 絵羽たちがチェーンを切って室内に入り、秀吉の死体を発見。
 これまでの死体を隠したことで、死体を奪われないように秀吉の死体を確保することに。
 死体は人目に触れさせないためにシーツに来るんで客間に運んだ。

 死体を人目に触れさせないように配慮することは当然のこと。
 ヱリカは真っ先に外から窓を確認したので、秀吉の死体は見ていない。
 死体を見ないために、内側からでも確認できることを、わざわざ外から確認した。
 これにより、秀吉は生きているという幻想を読者に与える事を可能に。




 ヱリカの行動により、本当の真実の他に、夏妃が犯人の物語と戦人たちが偽装殺人をした物語を生み出した。
 探偵が犯人に協力するという汚いトリックではあるが、ゲーム的にはフェアだと思う。


スポンサーサイト



  1. 2014/02/23(日) 00:23:42|
  2. エピソード5
  3. | trackback 0
  4. | comment 0

エピソード5 前編

 エピソード5から「散」になり、アンチファンタジーvsファンタジーからミステリーvsアンチミステリーに移行した。
 それを象徴する駒が古戸ヱリカだ。

 ヱリカは探偵である。
 探偵は主観を偽れない。
 探偵が観測したことは、誤認や見間違いはあれども、(そのゲーム盤では)実際に起きたことである。
 逆を言えば、探偵が観測していない部分は観測者なき魔女の闇となり、自由に幻想を脚色できるということだ。

 この時、探偵が魔女の闇を意図して作ったかどうかで話は変わってくる。
 魔女の闇は魔女のゲームに必要な要素。
 それを意図して作ったのであれば、それは魔女側の駒ということであり、ゲームをしているメタ世界のことを知っているということでもある。

 例えば、作中のキャラが突然読者に対して喋ったりする漫画などがある。
 キャラがメタ構造を把握していなければできないメタ台詞。
 演劇で言うなら、第四の壁を破るというやつだ。

 作中のキャラが、作中の外を認識できるはずがない。
 なのにそれをしたなら、それは作者がキャラを動かしたものということになる。

 「うみねこ」に当て嵌めるなら、現実的でない描写を俗に幻想描写であるとし、そこでは魔女の都合の良いように駒は動かされる、というところか。
 とは言え、駒にできないことは誰が操ってもできないので、その駒は現実に即した駒ではなく、その代わりに置かれた設定を変更された幻想の駒であることだろう。
 つまり、駒が知りえないことを駒が知っていたなら、それは知っている設定に変更された別の駒ということ。

 わかりやすいところでは紗音や嘉音がそう。
 二人っきりの時、魔法について語ったり、前のゲームの記憶を引き継いでいたりしている。

 今回のゲームでラムダが戦人という駒を動かしていたが、その戦人は買い世界の戦人ではなく、メタ世界の戦人。
 ヱリカと舌戦を繰り広げていた戦人だ。
 これまでベアトと闘っていた戦人は、そのさらに上位にベルンやラムダと共にいる。
 つまり、下位戦人とラムダが動かしていた戦人は別人で別駒なのだ。

 だが、下位世界の駒とメタ世界の駒が同一である駒が存在する。
 それがヱリカだ。


 そもヱリカとは、自身を探偵と称し、自らが赴くところに事件が起こることを自覚し、事件が起こる前から事件解決のために行動するという、メタに自覚的な探偵キャラだ。
 探偵が赴くところで事件が起こるのは作者の都合。
 赤き真実に昇華するための証拠が欲しいのは魔女の都合。
 現実に事件が起こるのは犯人の都合。
 それらの都合を踏まえて動くヱリカは、作者の駒であり、魔女の駒であり、犯人の駒だということ。
 駒を動かすプレイヤーの都合を知るが故に、プレイヤーの意図に従って動くことができるのだ。
 だからヱリカは事件が起こることを知っているし、ゲームが開催されることも、物語として描かれ読者に読まれることも知っている。

 他のキャラは劇だとは知らずに舞台で踊らされているのに対し、ヱリカは観客に見られていることも台本があることも知った上で踊っているようなもの。
 これは大きな違いだ。

 「ひぐらし」では読者が様々なカケラを俯瞰して推理して、犯人はそれを知らずに動いていた。
 だがヱリカは、その読者の視線を意識して動くことができる。
 それは即ち、ヱリカはチェス盤を引っ繰り返して、読者の立場で考えることができるということ。
 簡単に言えば、読者の推理を前提としたトリックを仕掛けられるのだ。


 例えば、探偵が観測しなかったことで犠牲者が死んでいるかどうかが確定しないとする。
 これが探偵が戦人なら、見逃してしまったんだなと思える。
 だがこれがヱリカなら、意図的に死体を見ないことができる。

 探偵が観測しなかったから、魔女の闇になったのか。
 魔女の闇にするために、探偵は観測しなかったのか。
 それによって真実は大きく違ってくる。

 探偵が死体を見なかったことで、読者は本当は死体ではないのではないかと疑う。
 ならば、読者をそう疑わせるために、探偵は死体を見ないようにすることができる。
 つまり、本当にそこに死体があるにもかかわらず、ヱリカが死体を見ないことで死んでいなかったと思わせられるのだ。


 ミステリーの真実の上に、魔女が殺したという幻想を被せたのがファンタジーなら。
 アンチミステリーは、ミステリーの真実の上に、別の人間とトリックによる真実という幻想を被せたもの。
 ヱリカこそはアンチミステリーを象徴する駒。

 実際、ヱリカは赤き真実で否定されていた金蔵を共犯にして、夏妃犯人説でファンタジーを打ち破ろうとしていた。
 確かに、人間とトリックで真実を説明する、ファンタジーの敵ではある。
 だが、赤き真実に反している以上、ミステリーとも敵対する立場に立っているのだ。
 つまりヱリカの立場は、人間とトリックによるアンチミステリーなのである。

 もっと明確に言おう、ミステリーの真実とは異なる人間による真実を構築することがヱリカの役割なのだ。





 ミステリーvsアンチミステリーと戦人視点が信用できるというのは、そもそも出題編で推理可能なことではあると思う。

 第3のゲームにおいて、ブラウン管裁判の例えで、異なる真実が並び立つこと、争うプレイヤーの総意によって勝敗は決まることが語られた。
 さらにその後、ベアトは北風と太陽作戦での勝利では満足しなかったことから、それをご破算にした。
 戦人がベアトを魔女だと認めることは、ベアトの望んだ勝利ではない。
 つまり、ベアトの立ち位置はファンタジーではないのだ。

 ファンタジー以外、アンチファンタジーの中のどこかにベアトの勝利がある。
 ブラウン管裁判でベアトが勝つために主張しているのは魔法説ではなく、人間説。
 しかし、ブラウン管裁判で争うには、異なる真実でなければならない。

 続く第4のゲームで、赤き真実と青き真実のルールが追加された。
 これは思いつきだけで可能性をあげるのなら、後から赤き真実で否定するというルール。
 否定されたくなければ筋の通った推理をするように、というわけだ。

 幾ら可能性を挙げようと、本当の真実はひとつ。
 よって、ミステリーの真実こそが戦人が目指すべき勝利。

 だが、赤き真実による否定を潜り抜けるものが、ミステリーの真実一つではベアトの勝利の目がない。
 ベアトが勝利するためには、赤き真実を抜けるミステリー以外の真実が必要となる。
 よって、ミステリーvsアンチミステリーこそが本当のゲームということになる。

 そして、そうである以上、ファンタジーを標榜する役割を課せられたベアトの役目は終わりであり、もはや負けしかないのである。


 ミステリーの真実も、赤き真実を抜けるもうひとつの真実も、どちらも推理されることによって成立する。
 故に、ベアトのゲームは推理可能である。

 そして第4のゲームで、
妾は黄金の魔女、ベアトリーチェ。そして右代宮金蔵の孫、右代宮戦人と闘うためにこのゲームを開催した。
 と明かした。

 それは戦人には推理可能だという保証だ。
 下位世界の戦人はひとつのカケラで起こった事件しか知りえない。
 故に、下位世界の戦人が観測した情報のみで推理可能にしなければならない。

 さらに、それらのカケラを物語にして書いたメッセージボトルが存在し、その末尾に真実の解明を頼んでいる。
 それは読者ともゲームをしたいということ。
 そしてそのためには、戦人視点は信用できる情報でなくてはならない。


 以上を踏まえて、第5のゲームの話を繰り返させてもらおう。

 第5のゲームでの探偵視点の話は、これまでのゲームの戦人視点を保証するためのものではあるが、それだけではない。
 それだけではただの解答でしかない。第5のゲームの謎にはならない。
 ミステリーだけで、アンチミステリーが存在しない。
 新しい謎がないと第5のゲームの意味がない。
 それではゲームを介してベアトとコミュニケーションが図れない。

 だからそう、新たな謎を提示するために、探偵視点を持ち出したのだ。

 “探偵が見ていない死体は、実際には死んでいるか判らない”。
 これはこれまでのゲームの解答でありヒントであると同時に、新しいゲームにおける新たな謎でなければならない。

 誰にでも解る解答なら、それは解る人には解り、解らない人には解らないものにはならない。
 解る人には謎であると解る。だから解る人にだけ解る解答になるのではないだろうか。



 以上が、私がベアトとゲームを介して独自にコミュニケーションを図った結果だ。
 これまでの話題を踏まえて、新しい話題を提示する。
 そうやって話題は膨らんでいくのだと思う。


  1. 2014/02/22(土) 21:22:30|
  2. エピソード5
  3. | trackback 0
  4. | comment 0

NEW ENTRY | BLOG TOP |  OLD ENTRY

プロフィール

フラット・ホームズ

Author:フラット・ホームズ
「うみねこのなく頃に」の某公式サイトで推理を投稿していた。
その時使っていた名前は察してください。
スタイルは、アンチミステリーをチェス盤で引っ繰り返す、というもの。
キコニアでは、世界を箱庭に見立て、そこにどんな駒を置いたのか、それらを動かして最終的にどういう形に持って行くのか、的な感じのを主にやっている。

現在時刻

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

咲 (3)

来訪者数

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR

Designed by U-BOX